こういう閉鎖的なムラの物語は色んな小説で描かれているけれど、これは比較的毒が少ない方。
主人公の広海の行動が、住んでいる村の異常さ以上に理解できない。
その後の展開上仕方ないとしても、達哉と付き合い続ける広海が信じられない。
辻村深月の作品にしては珍しく、後半はどんどん絶望的になっていく。
含みを持たせたラストは、これで推し量れと読者を突き放しているのか、それとも続編が有るのか・・・
文藝春秋
主人公の広海の行動が、住んでいる村の異常さ以上に理解できない。
その後の展開上仕方ないとしても、達哉と付き合い続ける広海が信じられない。
辻村深月の作品にしては珍しく、後半はどんどん絶望的になっていく。
含みを持たせたラストは、これで推し量れと読者を突き放しているのか、それとも続編が有るのか・・・
文藝春秋