toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「ベトナムの桜」 平岩弓枝

2015年07月27日 | 読書日記
島の名士の家の兄弟の波乱万丈の物語。

読みやすいし、面白いんだけど、そんな事どこかに書いてあったっけ?という感じで知らないうちに物語が進んでいてかなり戸惑う。(私が読み飛ばしている?)
奈美は大介が好きだったはずなのにとか、船に乗っていて一時的にホイアンに降りただけの次介がそのまま住みついていたり、・・・・。

他にも大介と一緒に長崎沖の島に降りた人はどこに行ったのか、大介は長崎で次介の到着を待っているのではなかったのか、そもそも大介と次介はそんなに仲が良かったのか、疑問は尽きない。

それに大介があちこちでばったり知り合いに遭遇しすぎるし、大介の師が淳姫の知り合いというのも出来過ぎ。

名手平岩弓枝にしたら新人作家みたいな印象を抱いてしまうけれど、新聞小説らしいから仕方ないのか。。。




毎日新聞出版
コメント
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