旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~団体専用「特別快速『青鉄全線完全走破号』乗車体験」の旅(1) 下り青森行

2024-03-24 12:41:49 | 旅の小窓
 2024年(令和6年)2月13日に青い森鉄道がプレスリリースしました。
 青い森鉄道発足以来、単独主催初のツアーでないかと思っています。
 驚いたことに、発売は明14日の14時。発売締め切りは29日。そして催行は3月8日から10日までの3日間。
 つまり、プレスリリースから3週間程で催行という企画。
 人ごとながら、どの程度の参加があるのか心配になりました。





 今回の魅力。
 1 青い森鉄道線全駅通過体験
 2 普段ほとんど通らない線路の走行
 3 『駅そばパクパク』特製弁当

 申し込むことにしました。
 インターネット限定の旅行商品ですが、時間自由の無職高齢者なので2月14日14時ドンで申し込みしました。
 結果、翌日「催行決定」のメールが届きました。


 3月に入り、『出発のご案内』が郵送されていきました。








 当日は、いつもの鉄道旅のように自作した「沿線ガイド」を持っての参加です。


 ツアー発着の八戸駅へ向かいます。




 八戸駅までの往復交通費は自己負担なので、『青い森ぷらっとプラット優待パス』を使います。


 八戸駅には、すでに乗車案内が2種類で表示されていました。




 受付で乗車票などを受け取りました。



 所謂「運転時刻表」と言われる、各駅の発着時刻表が入っています。


 裏は「路線図」です。

 ノンストップ区間の「運転時刻表」だけ、保存用にとラミネートされています。
 実際に、当日運転士が使っていたものと同じ。正しくは、運転士もこれと全く同じものを使用していました。


 当初の案内では、10時41分頃の入線予定でしたが、5分ほど早く入線しました。
 使用する車両は「青い森701系」第2編成です。
 今日は40人ほどの乗車予定と聞いています。


列車番号:9501M 種別:特別快速 列車名:青鉄全線完全走破号
八戸             10:50発

八戸貨物駅      レ (10:52;15)

 八戸貨物駅を通過し、中央卸売市場を左に見て築堤を上がって、八戸北バイパスを左カーブしながら越え、切り通しを進むと陸奥市川駅に着きます。
陸奥市川       レ  (10:55;15)
 百石道路をくぐって田んぼの中を左に東北新幹線の高架を遠望し進み、轟トンネルを抜けると下田駅に着きます。

下田        運転停車 10:59;30着 11:00;30発
 通常は3番線に停車するのですが、今日は貨物列車以外では1日に1本だけ停車する2番線(中線)に停車。

(後方展望です)
 奥入瀬川橋梁を渡り、おいらせ町役場を左に見て、10‰の勾配を上っていきます。
向山         レ (11:04;30)
 徐々に上下線が離れて13.3‰の勾配で右にカーブし下っていきます。

三沢        運転停車 11:09;30着 11:13;30発
 通常、下り電車が入線することが無い3番線(上1番)に停車。三沢発の『雪見列車』は、3番線の発車です。

(後方展望です)
 駅を出て間もなく右手に、廃止された米軍専用線の面影を見ることが出来ます。

 田んぼの中を直進し、姉沼トンネルを抜け10‰の緩い勾配を上ると小川原駅に着きます。 
小川原        レ (11:18;15)
 高架になった上り線の下から小川原湖を遠望できます。

 間もなく岬のように突き出た台地を切り通しで抜けると上北町駅に着きます。
上北町       運転停車 11:22;15着 11:23;15発
 通常下り列車が入らない2番線(中線)に停車。

(後方展望です)
 左手に八甲田の山々がきれいに見えています。

 しばらく田んぼの中を進み七戸川を渡ります。架かる天間川橋梁は、土木学会田中賞、土木学会デザイン賞を受賞した3径間連続のコンクリートアーチ橋です。間もなく左右に低い森が近づき、右にカーブすると乙供駅です。
乙供         レ (11:28;30)
 駅を出ると間もなく半径600mで大きく左にカーブして、10‰の勾配で浅い谷を上っていくと千曳駅です。
千曳         レ (11:32;30)
 駅を出て間もなく入る大平トンネルは、東京・青森間で最長の2,112mのトンネル。トンネルを抜け谷間を進むと左に旧線跡が近づき、徐々に人家が見え左にカーブすると野辺地駅です。
野辺地       11:39;45着 11:45;00発
 2番線(上1番)に到着。
 現在、大湊線直通列車と野辺地駅折り返し列車のほか、下り列車は1本だけ使用しています。
 ここで、ツアー用の御弁当が積み込まれます。

 業務の合間を縫ってのお見送りです。

 野辺地駅を出発後、早速御弁当とお茶が配られました。

 御飯は『パクパクの鳥めし』。通常は鳥めしの上に載っている鶏チャーシューと帆立の佃煮は別添えになっています。その隣はポテトサラダ・にあえ・ほうれん草のごま和え。メインは煮込みハンバーグ。隣に鶏の唐揚げ・ナポリタン・玉子焼が並び、レタスとミニトマトが添えられています。香の物は柴漬けとつぼ漬けです。
 野辺地駅で御弁当を積み込むことから、日本酒『防雪林』を持参しました。

狩場沢        レ
清水川        レ (11:53;30)
小湊         レ (11:57;30)
西平内        レ (11:59;45)

浅虫温泉      12:05;00着 12:30;00発
 2番線(中線)に到着です。
 現在、主に浅虫温泉駅折り返し列車が発着するホームです。

 駅を出ると緩く右にカーブして浅虫トンネルに入ります。更に、久栗坂・浦島と2つのトンネルを抜けると、右に液化ガスのターミナルが見えます。

野内         レ (12:36;30)
 駅を出て野内川橋梁を渡ると左にカーブし、1968年(昭和43年)に付け替えられた新区間に入ります。
矢田前        レ
 となり駅までは2km弱、国道4号をアンダーパスすると右手に住宅地が広がり、赤川橋梁を渡ると小柳駅です。
小柳         レ (12:39;30)
 駅を出て市道をアンダーパスすると、青森県立保健大学のキャンパスが広がます。更に市道をアンダーパスすると右にJR貨物東青森駅が見えてくると新青森駅です。駅間1.42km。普通列車の場合スピードは上がりません。

東青森        レ (12:40;30)
 下り通過列車はホームに接しない下り本線を通り抜けます。

筒井         レ
 築堤を下り堤川を渡ると国道103号、通称「観光通」の八甲田大橋の下を抜けると、左手に広大な青森操車場跡の「青い森セントラルパーク」が見えます。
 県道120号の青森中央大橋の手前からは操車場は縮小され、青森信号場となっています。
青森信号場      レ (12:43;00)
 信号場としては主に貨物列車が使用し、ここで牽引機関車の交換や運転士交代も行われいます。そのため構内にはJR貨物の運転士が所属する青森総合鉄道部が設置されているほか、青い森鉄道運輸管理所が置かれています。
 ここから本線は単線の高架になる。
 青森駅までの旅客線(青い森鉄道 上下本線)は高架になっている単線を使用するため青森信号場・青森駅間は実質単線扱いとなっていて、まれに列車交換や信号待ちのため下り列車が運転停車することもあります。
 高架の上から左下に奥羽貨物線が見えます。また岩木山も遠望できます。

 高架の終わりに古川踏切がありゆっくりカーブすると、左から奥羽本線が近づいてきて、国道7号をアンダーパスすると青森駅に入っていきます。
 青い森鉄道線は、青森県三戸郡三戸町の目時駅から青森市の青森駅までを結ぶ第三セクターの鉄道路線ですが、東北新幹線開業以前は東北本線であったため、キロポストは東北本線の頃のもの(東京駅起点)がそのまま使用され、線内各踏切に書かれているキロ数表示も東北本線時代のまま東京からの通算表示となっています。

青森        12:47;30着

 つづく

旅の小窓~日本フィル&サントリーホール「にじクラ」

2024-02-04 09:23:32 | 旅の小窓
 久しぶりにサントリーホールに出かけます。


 当初は大湊発の青い森鉄道線直通快速「しもきた」での出発を予定していましたが、風速10m/s以上の強風のため、余裕をもって1本早い青い森鉄道線普通八戸行570Mで出発です。


 青い森701系第2編成はセミクロスシートの編成です。

 
 八戸からは東北新幹線「はやぶさ」22号に乗ります。今日は2012年(平成24年)製造のU22編成です。
 U1~U28編成は普通車の場合窓側の席にだけコンセントが設置されています。U29編成以降は全席設置です。
 強風の影響で七戸十和田駅・八戸駅間で速度を落として運転したため2分ほど遅れての到着です。


 昼食は、今年初の車内での駅弁です。
 八戸駅で購入した『あおもりホッキ弁当』は、青森県三沢市に本社のある「三咲羽や(みさわや)」の駅弁です。元々「小僧寿し」のチェーン店でしたが、独立し有限会社になっています。


 「ホッキ」は正式名称を「ウバガイ(姥貝)」と言い、主に北の海で多く採れることから「北寄貝」と呼ばれています。
 三沢市の代表的な冬の味覚のほっき貝を使った駅弁で12月~3月までの期間限定販売です。


 盛岡駅では、併結する「こまち」号が遅れたため、8分ほど遅れての発車となりました。
 食後は、新幹線定番の「ホットコーヒー」と「バニラアイスクリーム」。
 アイスクリームの上に5分間コーヒーをのせてから頂くと、アイスクリームはほどよい柔らかさになっています。


 結局、東北地方の強風のため25分ほど遅れて東京駅に到着しました。
 今日は何も予定がないので、ホテルに直行です。
 今夜のお部屋です。






 トレインビューです。
 時間が経つのを忘れます。


 放浪はしませんでした。


 今時珍しい、現金のみのお店です。
 「刺身七点」


 「穴子の白焼き」


 「浅草ハイボール」。
 浅草の「神谷バー」の「電氣ブラン」を炭酸で割った飲み物です。
 3杯も呑みました。




 翌朝はゆっくりです。


 朝食付きのプランで泊まっています。






 集合時刻の20分前にサントリーホールに到着。


 今日の日程です。
 

見学は、今日のコンサート前半の曲「モーツァルトピアノ協奏曲第9番変ホ長調k.271『ジュノム』」のリハーサルで、50分ほどでした。
 ほとんど人が入っていない大ホールの客席で聞いた音の響きに感動しました。
 その後、ロビーで15分ほどサントリーホールについての説明がありました。
 コンサートの時は気がつかなかったことがたくさんありました。
 サントリーホールについては、公式ホームページ「ホール・施設のご案内」(https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/facility/ またはQRコードを読み込む)をご覧下さい。
 これを知って出かけると、サントリーホールでの楽しみが増えますね。
 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/facility/

 お昼はカラヤン広場を挟んだ向かいにある「Dos Escenas(ドス エセナス)」へ。
 プリフィックスランチ。サラダ+メイン(今日の魚はスズキ)+コーヒー、1,870円
 ちょっとお高めなお店のおしぼりは、アロマの香り。
 サントリーホールのチケット(半券でも可)を見せて、グラスワイン1杯のサービス付き。




 いつもは開場時の混雑を避けて、開場時刻から遅れて入るのですが、今日は会場前に行きます。
 サントリーホール正面入口の上壁には、パイプオルゴールが仕込まれています。


 正午のほか、開場時になると、壁が開いてぶどう畑の番人を表わした老人と少年の人形がオルゴールを回します。






 このオルゴールは、大ホールに設置されたオルガンと同じ素材で作られた37本のパイプで演奏しているそうです。




 本日のプログラムです。






 予定通り16時の終演。
 東京駅までは30分。
 東北新幹線「はやぶさ」39号に乗ります。今日はJR北海道所有のH5系。2015年(平成27年)製造のH4編成です。


 JR東日本管内のそれぞれの新幹線・特急列車毎に、期間限定で各地域の特色ある地産品を販売しています。東北新幹線「はやぶさ」号では、2023年(令和5年)11月1日から2024年(令和6年)2月29日までの予定で『いか三昧』と『カリポリ貝ひも』が販売されています。


 その他、車内販売存続のためにいろいろ購入し楽しんだ2時間52分でした。
 最後は、青い森鉄道線普通青森行593Mです。
 青い森701系第1編成の顔を見てびっくり。
 青い森鉄道冬景色でした。


 夕食用に東京駅の「駅弁屋 祭」で買った、小田原駅弁東華軒の『小田原提灯弁当』は帰宅してゆっくり頂きました。






 おしまい。

旅の小窓~二本松駅界隈

2023-12-15 04:54:04 | 旅の小窓
 2023年度第2回目の「大人の休日倶楽部パス」を使って、日帰りで二本松駅へ行ってきました。


 青い森鉄道線上り八戸行(560M)です。今日は「青い森701系」8編成です。


 平日は、高校生専用列車のようになります。
 まだ序の口。終着に着く頃には写真が撮れないほど混んできます。


 八戸駅で東北新幹線「はやぶさ」8号東京行に乗り換えます。


 「E5系」U46編成です。


 仙台駅まで乗るのですが、座席指定は一つ手前の古川駅までしか取ることが出来ませんでした。


 「はやぶさ」「はやて」「こまち」号の普通車は全車指定席で、自由席はありません。
 そのため、普通車指定席が満席の場合にのみ「立席特急券」が発売されますが、「立席特急券」は、読んで字のごとく「立って乗車する」のが原則です。券面にも「立席特急券では着席できません」と書かれていますので、基本的にはデッキに立って乗る特急券です。
 これに対して、東北・秋田・北海道新幹線の全車指定の列車しかない盛岡駅・新函館北斗駅、盛岡駅・秋田駅間では、安い特急料金で乗ることが出来る「特定特急券」が販売されています。「特定特急券」は座席の指定はありませんが、普通車の空いている席を利用できます。ただし、指定席券を持った方が来た場合は座席の移動が必要になります。
 ところが、仙台駅・盛岡駅間でも、途中駅に停車する列車に限って停車駅相互間を利用する場合に「自由席特急券」で、特定特急券のように普通車を利用することが出来ます。
 つまり、「大人の休日倶楽部パス」は自由席特急券の機能も持っているので、盛岡駅から先、北上・一ノ関・古川と停車する「はやぶさ」8号で古川駅から仙台駅まで乗車する場合、新たに特急券を購入することなく、引き続き仙台まで乗車できるのです。
 途中の北上駅で、遅れている在来線からの乗り換えのお客さんを待って、約5分ほど遅れて発車しました。
 この「はやぶさ」8号は、このあと一ノ関・古川と二つの駅にも停車するので、思うように遅れが回復せず、4分ほど遅れて仙台駅には9時頃到着しました。
 このため、仙台駅で乗り継いだ東北新幹線「やまびこ」52号東京行は、5分ほど遅れて発車しました。


 「E5系」U13編成です。


 福島駅で東北本線に乗り換えます。
 3分ほど遅れての到着のため、在来線への乗り換え余裕は7分ほどです。


 東北本線上り普通 郡山行(1132M)です。「701系」F2-518編成+F2-25編成の4両です。


 目的地、二本松駅に到着しました。






 二本松市は福島県を代表する城下町の一つに数えられ、駅舎は「丹羽十万石の城下町にはふさわしく、二本松城を型どった駅舎」となっています。


 駅の横には『二本松奉行所』の看板がある建物があります。かつての駅前交番の建物のようです。


 「戊辰戦争」と言えば、福島県では会津の白虎隊がすぐに思い浮かびますが、二本松は会津に攻め入る前に新政府軍の攻撃を受け落城、木村銃太郎率いる二本松少年隊は大壇口の激戦で全滅しました。
 駅前には、「二本松少年隊士像『霞城の太刀風』」が建っています。




 もう一つ目を引く像が建っています。
 『ほんとの空』と題する、彫刻家で詩人の高村光太郎の妻、高村智恵子の姿です。
 高村光太郎の詩集「智恵子抄」に収録された「あどけない話」に由来するそうです。
 「智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。(中略)智恵子は遠くを見ながらいふ。阿多多羅山の山の上に 毎日出てゐる青い空が 智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である。」に由来するそうです。
 智恵子は、福島県安達郡油井村字漆原(現・二本松市油井)の生まれです。






 NHK連続テレビ小説『エール』で、福島名物として紹介された『玉羊羹』は、駅から5分ほどの、江戸時代の創業「玉嶋屋」のものです。


 今回は、看板にも出ている『本煉羊羹』、江戸時代から伝わる羊羹で、ガス、電気を使わなず薪を使用した当時の製法で作られているものを購入しました。
 1889年(明治22年)の創刊から1916年(大正5年)まで27年にわたり刊行された、江戸時代から大正時代を取上げて世相、風俗、戦争、文学、歴史、地理など当時の社会風俗を視覚的に解説した、日本初のグラフィック雑誌『風俗画報』には「玉嶋屋にて製する羊羹は、昔より二本松羊羹とて名物に数えられ、その名甚だ高し(略文)」(明治34年「風俗画報」より)と記されています。
 また、1965年(昭和40年)の全国菓子博覧会において東北では最初に最高賞名誉総裁賞を受賞しています。
 食べやすい、1パックミニ2本入りにしました。


 こちらは、2019年(令和元年)に開催された「第6回新東北みやげコンテスト」に出品された新商品『宝潤羹』です。
 ラム酒に漬けたイチジクを玉嶋屋の本煉羊羹とブレンドしたイチジク羊羹の上に、相性の良いイチジク・オレンジ・フランボワーズのドライフルーツ、ピスタチオ、アーモンドクルミがのっています。


 二本松滞在1時間2分。
 東北本線下り普通 福島行(1133M)です。
 郡山駅から折り返してきた、来るときに乗ってきた車両「701系」F2-518編成+F2-25編成の4両です。


 二本松駅前から安達太良山は見えませんでしたが、安達駅付近ではよく見えます。


 福島駅で東北新幹線「やまびこ」133号仙台行に乗り換えます。
 

 山形新幹線「つばさ」133号新庄行と連なって到着しました。


 先に「つばさ」が出発していきます。
 

 2分後に、E2系J71編成の「やまびこ」が発車します。


 仙台駅で東北新幹線「はやぶさ」21号新青森行に乗り換えます。


 今日もH5系ですが、4編成ある中で一番新しいH4編成です。


 八戸駅まで1時間20分。
 昼食は仙台駅弁です。
 仙台駅には、郷土料理の『はらこめし』の駅弁が2種類あります。ウェルネス伯養軒の『鮭はらこめし』と、こばやしの『銀鮭のはらこめし』です。どちらを選ぶかはお好みの問題ですが、今回は『銀鮭のはらこめし』を購入しました。


 鮭の身を煮込み、その煮込んだ煮汁で炊いた宮城県産「ひとめぼれ」の上に、煮込んだ宮城県産銀鮭の身と三陸産いくら醤油漬けをのせ、万来漬を添えてあります。


 最後は、八戸駅で青い森鉄道線下り 普通 青森行(581M)に乗り換えます。


 「青い森701系」2編成です。


 2023年度第2回目の「大人の休日倶楽部パス」を使ってのお出かけも、これでおしまい。

旅の小窓~甲府駅をあとに

2023-12-11 13:17:33 | 旅の小窓
 2023年度第2回目の「大人の休日倶楽部パス」利用期間に合わせ、所用で東京に出かけ、そのあと甲府に1泊しました。


 昨夜のお宿です。
 久しぶりに、今様駅前旅館に泊まりました。


 無料の朝食をいただくのも久しぶりです。
 大分様変わりしているんですね。


 「奥藤本店」甲府駅前店の真向かいで駅にも近く、7,125円は今時は概ね満足と思わないといけないのでしょうね。


 出発まで時間がありますから、駅周辺を散策。
 甲府は武田信玄生誕の地。甲府駅前(南口)にある『武田信玄公銅像』は、川中島の戦いの陣中における姿で、高さ3.1mと下から見上げるとさらに迫力があります。


 甲府駅北口には、甲府の礎を築いた武田信玄の父、武田信虎の銅像が建っています。こちらの高さは2.1m、で、右手に軍配を持ち、武田氏の本拠地つつじが崎館(現武田神社)を背に、甲斐国を統一した後登ったと伝えられている富士山を見据えています。


 駅に入り、地元紙を購入。
 「山梨日日新聞」は山梨県唯一の地方紙で、題字には、横棒が一本多い「新」の本字「𣂺」が使われています。


 駅スタンプは2種類ありました。
 特急「あずさ」「かいじ」に使われているのE353系電車と山梨特産のぶどう、そして信玄公のキャラクターがデザインされています。


 もう一つは、「日本五大名峡」の一つ『昇仙峡』と『武田信玄公銅像』のデザインです。

 1番線ホームには、「かふふ来【幸福】の鐘【旧甲府駅の釣鐘】」というものがあります。
 案内板には次のように記されています。
 「この釣鐘は、かつて甲府駅上りホーム東端のこ線橋下部に吊り下げられていたものです(1984年、こ線橋撤去に伴い、駅事務室内に移設)。その設置時期は不明ですが、昭和初期には既に設置されていたと言われています。また戦後、甲府駅構内の建物が火事になった際に釣鐘を連打し、大事には至らなかったというエピソードが残っています。なお、台座上部のレールは、ドイツのウニオン社が1903年に製造したもので、甲府駅開業当時使用されていたと言われています。」


 その横には、旧甲府駅煉瓦倉庫の一部があります。
 「このモニュメントは旧甲府駅煉瓦倉庫の一部を使用して作られたものです。煉瓦倉庫の建設年度は不明ですが、明治36年【1903年】の甲府駅開業当時に建設されたものと推測されます。明治から昭和初期までの間、汽車内はランプで灯りをとっており、煉瓦倉庫はそのランプの灯油や補給や整備をする仕事をしていた整灯手と言われる職員の勤務箇所でした。」との説明がついてあります


 中央本線上り 特急「かいじ」10号 東京行に乗ります。


 「E353系」S106編成です。


 普通車の車内です。背もたれ部分はブルー系を基本とした光沢感のある「みなも」のパターンを盛り込んだ配色で、梓川の清らかな「水面のきらめき」を表現しているそうです。


 今日も富士山が見えています。


 東京駅で東北新幹線下り「はやぶさ」21号 新青森行に乗ります。


 JR北海道所有の「H5系」H3編成です。




 東北新幹線「はやぶさ」号では、ほとんどの列車で車内販売があり一時取り扱いをやめていたホットコーヒーとアイスクリームの販売も復活しています(積んでいない列車もあります)。
 堅いことで有名なアイスクリームの上にコーヒーを5分間載せてから、コーヒーを飲みながら柔らかくなり始めたアイスクリームを外側から食べていくのが大好きです。


 最近あまり見なくなったロッテのTOPPO。久しぶりに積んでいるのに出会いました。車内販売限定とは謳っていませんが、通常2袋入りですが、3袋入っています。金額的には割高なのですが、新幹線に乗っているという満足感がありますから、その分のだと思って買っています。


 昼食は、以前から食べたくて甲府駅で購入した駅弁です。2021年3月から販売されている『ワインのめし』は、小淵沢駅の駅弁会社「丸政」さんとJR東日本が共同で開発したもので、その年の駅弁味の陣『駅弁大将軍』に選ばれました。
 ネーミングは「ワインのご飯」という意味と、甲州弁の「ワインを飲めし(飲んでいきなさい/飲みなよ)」を掛け合わせたものだそうです。


 ワインに合うおつまみにもなる駅弁と言うことで「めし」ではなく「カツサンド」が入っています。


 最後は、八戸駅で青い森鉄道線下り 普通 青森行(581M)に乗り換えます。


 「青い森701系」8編成です。

 おしまい。

旅の小窓~山梨県のB級グルメ

2023-12-10 12:05:09 | 旅の小窓
 2023年度第2回目の「大人の休日倶楽部パス」利用期間に合わせ、所用で東京に出かけました。


 用事と昼食を済ませ、甲府駅に向かいます。
 鵜の木駅から、東急多摩川線下り蒲田行(023121)に乗ります。


 「東急7000系」7313編成です。


 蒲田駅で京浜東北線南行 普通大船行(1107B)に乗り換えです。


 「E233系」159編成です。


 川崎駅で南武線下り 快速立川行(4307F)に乗り換えです。


 「E233系8000番台」N32編成です。


 立川駅で中央本線下り 特急「かいじ」31号 甲府行に乗り換えです。


 「E353系」S120編成です。
 立川駅入線時の写真はブレブレです。


 塩山駅を過ぎると、平均標高が比較的高い300m程に位置する甲府盆地が見えてきます。中央本線に乗っていることを実感します。


 富士山を見ると、なぜか写真を撮るのは何ででしょうかねぇ~。


 甲府駅に到着しました。
 後ろ姿をパチリ。


 甲府駅の使用済み印です。
 薄くてよく見えませんが、「乗車記念」「使用済」「甲府駅」の文字に、189系電車とE353系電車がデザインされています。


 甲府に来たのは、『甲府鳥もつ煮』を一度食べてみたかったからです。
 『甲府鳥もつ煮』は、山梨県で食べられている鶏のモツを砂糖と醤油で甘辛く味付けし、照りが出るまで煮詰めたもので、『秘密のケンミンSHOW』で取り上げられたり、「第5回B-1グランプリin厚木」で優勝したりと、気になっていました。
 元祖と言われる「奥藤本店」甲府駅前店に行ってきました。


 「甲府鳥もつ煮」は時間がかかると言うことなので、「ちょい呑みセット」も併せて注文しました。




 「甲府鳥もつ煮」は大を注文しました。




 山梨県は甲州街道が通り、また、富士山信仰で登山者の荷揚げ用として馬が身近にあったことから、馬肉料理が盛んになったとも言われています。
 と言うことで「馬刺し」も注文しました。


 飲み物のメインは、地酒「七賢」を2合。


 〆は「信玄アイス」。


 旨かった!
 心残りは「お蕎麦屋さんの玉子焼き」が、現在お休みだったことです。