旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

旅の小窓~越後湯沢駅へ(1) 大宮駅乗換

2021-09-27 08:06:31 | 旅の小窓
  昨日に引き続き、2021年(令和3年)9月14日も八戸駅から新幹線に乗ってお出かけです。


 今日は、一番列車の「はやぶさ4号」に乗り、越後湯沢駅へ日帰りします。




06時42分  八戸 発
 昨日に比べて利用者は少ないですね。


 今日はA席、進行方向左側の『窓』です。


 盛岡まではトンネル区間が多く、IGRいわて銀河鉄道線金田一温泉駅付近で少しだけ地上の景色が見えます。


06時50分頃 二戸 通過 
06時59分頃 いわて沼宮内 通過
 ちょっと右側の席に移動して南部冨士、岩手山を見ました。
 昨日よりは、頂上が見えています。


 岩手県北バス本社が見えると、IGRいわて銀河鉄道線厨川駅付近です。
 間もなく盛岡駅に到着します。


07時10分  盛岡 着
07時11分  盛岡 発
 盛岡駅を出ると雫石川を渡る東北本線と、北上川の合流点を見ながら徐々にスピードを上げます。


 盛岡と言えば「わんこそば」と「さんさ踊り」。
 ガスタンクのご当地イラストも車窓の楽しみの一つです。


 現在、東北新幹線は新青森駅・盛岡駅間の最高速度は260km/hであるのに対して、盛岡駅・宇都宮駅間は320km/hです。
 盛岡駅を発車して間もなく、お尻が浮くような・・・、細かな振動が多くなって来たような・・・。速度が上がってきたことを感じます。

07時19分頃 新花巻 通過

 東北新幹線では盛岡以南では「727」の野立て看板を目にします。
 この野立て看板、積雪地帯の盛岡以北には存在しないようです。


07時22分頃 北上 通過
 北上駅を過ぎて直ぐ、和賀川と北上川の合流点付近の北上川左岸は、桜の名所『展勝地公園』で、約2kmの桜並木があり東北有数のさくらの名所となっています。


07時25分頃 水沢江刺 通過

 最近は、コンバインで稲刈りをし、収穫した籾は直接でライスセンターなどの共同乾燥施設、あるいは自家用乾燥機で機械乾燥させることが主流になっていて、太陽と風の力によって乾燥させる自然乾燥が少なくなっています。
 自然乾燥を「稲架掛け(はさがけ)」と言いますが、「稲機(いなばた)」、「稲木干し」、「稲掛(いねかけ)」、「稲架(とうか)」など、さまざまな呼び名があるようです。
 呼び名だけでなく、干し方もさまざまで、写真のような“1本立ち”のものもあれば、物干し竿に洗濯物を干すように、横に並べて干したり、それが数段重なったタイプなどがあります。


07時31分頃 一ノ関 通過

 東北本線有壁駅付近で交差します。


07時35分頃 くりこま高原 通過
 「高原」とは、海抜高度が高く、比較的起伏の小さい平原。のことを言うそうですが、「くりこま高原駅」の標高は20m程とのことです。


 江合川を渡ると、市街地が見えてきて古川駅です。


07時39分頃 古川 通過

 所属は東北新幹線で運用される車両が主ですが、新製車両の搬入や改造・廃車解体に至るまで、JR東日本保有の新幹線車両に関する総合的な業務が行われていることから「新幹線総合車両センター」の名称になっています。
 ここが見えてくると、間もなく仙台駅です。


 平日の8時前。地上はラッシュ・渋滞。
 つかの間の優越感です。


07時51分  仙台 着

07時52分  仙台 発

 『ずんだ』の原料になる、枝豆畑が点在しています。
 『ずんだ』は、北東北南部から南東北、北関東の一部の郷土料理に用いられる枝豆をすりつぶして作る緑色のペーストのことです。

 今日は、白石蔵王駅前後の区間で2分間ほど徐行運転をしました。
08時05分頃 白石蔵王 通過

 蔵王をトンネルを抜け、暫く東北本線と並行し桑折(こおり)駅を過ぎます。
 防音壁などもなく、一瞬新幹線の駅かと錯覚します。


08時13分頃 福島 通過
 山形駅からの「つばさ124号」東京行。今日は定時のようです。


 福島と言えば「桃」。「エール」も健在です。


 名古屋市の本社のある建設会社「東建コーポレーション株式会社」の野立て看板です。本業の広告と言うよりは、企業アピールでしょうかね。


08時20分頃 郡山 通過
 山の名前が分からないのが、ちょっと悲しいですね。


08時27分頃 新白河 通過
 駅の所在地は西郷村。新幹線駅としては唯一村に所在します。但し、西郷村と白河市の境界部に位置しているため、新幹線ホームの北側部分は白河市にかかっています。


08時32分頃 那須塩原 通過
 鬼怒川を渡ると、関東を実感します。


 車内販売のお嬢さんに「鉄道がお好きですか?」と声をかけられました。
 「好きですよ。」と答えたら、良かったらどうぞと「カード」を頂きました。
 光の当たり具合で光るんです。コレクションが増えました。

08時47分頃 宇都宮 通過
 筑波山がうっすらと見えています。


8時53分頃 小山 通過
 利根川を渡ると直ぐに、東武日光線を南栗橋駅で跨ぎます。


 新日本ガス久喜事業所のタンクには、企業キャラクターの『ガス吉』が描かれています。


 上越新幹線とニューシャトルが高架で並行すると、間もなく大宮駅に到着です。


08時59分 大宮 着

 ここで、上越新幹線に乗り換えます。
 つづく

旅の小窓~新潟駅へ(3)完 とんぼ返り・燕返し…とき帰り

2021-09-24 06:05:41 | 旅の小窓
 今、上越新幹線は『E4系』が『Max』。


 「E4系 Max編成」、所謂2階建て新幹線車両が10月1日に定期運行を終了します。
 そのため、記念グッズや駅弁などが期間限定で販売されています。
 『はやりの半纏』は着なければいけません。
 ということで、まず「上越新幹線Max ありがとうオール2階建て弁当」を購入。
 新潟駅では、神尾商事と新潟三新軒の2種類が販売されていました。
 価格は、E4系 Max16両編成時の定員と同じ1,634名(円)です。


 神尾商事のお弁当です。


 こちらは、新潟三新軒です。


 記念グッズは色々ありますが「アクリルパスケース」を購入。


 スイカカードを入れた表です。


 因みに、普段使っているケースはこちらです


 こちらは「Maxラストランスムージー」。新潟駅とMaxとき316号・321号限定です。
 E4系Max編成の車体デザインである「飛雲(白)」「紫苑(青)」「朱鷺(ピンク)」をイメージした3色のスムージーで、白はヨーグルト、ピンクは新潟県産トマト、青はハーブ茶を使用しています。


 新潟駅滞在時間は32分間。
 とき318号に乗車します。


 11番線からの発車ですから、在来線5番線からも乗車できるように、両側のドアが開いています。
 帰りも、E2系です。
 乗車する『J75編成』は、2010年(平成22年)9月27日に落成したE2系最後の車両で、私の後輩です。


 座席はA席。進行方向左側になります。


11時20分  新潟 発
 ちょっと曇っていますね。


 とりあえず、プシュッ!


 中ノ口川に架かる「佐渡橋」。「さど」ではなく「さわたり」。この辺の地名です。
 遠くに見えるのは、越後白山・粟ヶ岳・浅草岳の山脈のようです。


 北陸自動車道三条燕IC。燕三条駅に隣接しています。


11時32分  燕三条 着
11時32分  燕三条 発
 徐々に水田も狭まってきます。
 長岡駅到着も近づいてきます。


11時42分  長岡 着
11時43分  長岡 発
 そろそろトンネル区間が近づいてきたようです。




 浦佐駅付近では越後駒ヶ岳と八海山が並ぶ見事な眺めのはずですが・・・。


11時55分  浦佐 着
11時56分  浦佐 発
 国境の長いトンネルは「雪国緑茶」で。
 北限の茶処、村上茶。


 久しぶりの『旅の窓』。
 少々疲れましたので、この辺で・・・。
 大宮乗換。






 おしまい

旅の小窓~新潟駅へ(2) 上越新幹線完乗

2021-09-22 04:46:57 | 旅の小窓
 上越新幹線に乗って、新潟駅に向かいます。
 途中の越後湯沢駅から、終点の新潟駅までの区間は初めて乗車する区間です。


 乗車する「とき311号」は、大宮から先はノンストップです。


 E2系10両編成でやって来ました。
 この電車は、1997年(平成9年)3月22日に東北新幹線で「こまち」と連結する速達「やまびこ」で営業運転を開始し、最盛期には53編成502両が存在しましたが、今では24編成240両と半減しています。


09時34分  大宮 発
 E席なので、進行方向左側です。


 新幹線の車窓に見る野立て看板と言えば『727』。
 大阪市中央区に本社がある美容室専売品の化粧品メーカー「セブンツーセブン」の看板だそうです。
 設置数は公表していないそうですが、頻繁に現れます。


09時45分頃 熊谷 通過 
 遠くに奥秩父の山脈が見えます。中でもぼこぼこ頭の独特の山容の両神山が目を引きます。


09時50分頃 本庄早稲田 通過
 鏑川。遠くに東御荷鉾山と西御荷鉾山が見えます。


 高崎白衣大観音が見えてくると高崎駅に到着します。


09時55分頃 高崎 通過
 北陸新幹線が別れていきます。


 間もなく、上越新幹線で最初に迎えるトンネル15,350mの榛名トンネルに入ります。
 トンネルを抜けると吾妻川の谷に出て、吾妻線と交差します。


 間もなく、吾妻川を跨ぐと14,856mの中山トンネルに入ります。


 3つ目の黒岩トンネルは226m。
 このトンネルを抜けると上毛高原駅に到着します。
 この区間のトンネル率は72.8%。

10時07分頃 上毛高原 通過
 駅を出ると直ぐに、7,295mの月見のトンネルに入ります。
 このトンネルを抜けると直ぐに、700m級の第1湯原トンネル、そしてスノーシェルターでつながって第2湯原トンネルと続きます。
 そして4つ目は、22,221mのかつて世界一の山岳トンネルと言われた大清水トンネル。


 この区間のトンネル率は、なんと96.2%。
 トンネルを抜けると、越後湯沢駅に到着します。

10時16分頃 越後湯沢 通過
 スキー場と温泉の街。
 つかの間の地上風景。


 再びトンネルに入ります。


 トンネル率78%の区間を10本のトンネルで下っていくと、魚沼コシヒカリの産地となっている魚沼盆地に出ます。
 豪雪地帯であるため「高床落雪式(屋根の勾配を急にして、屋根雪を人力によらず落下させる屋根構造で、落下した雪を敷地内で処理するため基礎を高くした)」の克雪住宅が目立ちます。


10時23分頃 浦佐 通過
 直ぐに浦佐トンネルに入る。続いて、堀之内・魚沼・妙見・滝谷のトンネルを抜けると、越後平野に出る。


 長岡車両センターとJR貨物南長岡駅が見えると長岡駅です。


10時32分頃 長岡 通過
 露出時間1/2000秒、ISO感度3200で撮影です。


 前方に弥彦山が見えてきます。


10時38分頃 燕三条 通過
 条件が良ければ、佐渡の山脈が見えるどうですが・・・。


 信濃川を渡ると、終点新潟駅です。


10時48分  新潟 着
 新潟駅では、高架化した在来線ホームが新幹線ホームと同じ高さになる特性を活かし、上越新幹線11番線ホームと羽越本線の特急「いなほ」が発着する在来線5番線ホームが階段などで移動することなく対面乗り換えが可能となっています。


 そのため、多少の時間差はありますが、新潟駅到着後は両側のドアが開きます。


 上越新幹線完乗です。
 この結果、JR東日本管内は90.2%乗車。JR全線では64.4%乗車済みとなりました。 
 つづく

旅の小窓~新潟駅へ(1) 大宮駅乗換

2021-09-16 13:07:05 | 旅の小窓
  「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」を合わせると、27都道府県に発令されています。
 本県には発令されていませんが、県知事が「県外との不要不急の往来を控えて」と呼びかけています。
 知事の呼びかけに説得力が無いというわけではありませんが、『Web限定 大人の休日パス』が予定通り販売されていることと、私にとっては『必要早急』の用事が9月中にあり、ほぼ一年ぶりに「県外移動」をすることにしました。




 ほぼ1年ぶりの『旅の窓』です。
 今日は、日帰りで新潟駅へ行ってきます。
 乗り継ぎ時間などを考え、一番列車の「はやぶさ4号」に乗ります。
 そのため、自宅を5時15分に出発して八戸駅に向かいます。




06時42分  八戸 発
 八戸を出ると、盛岡と仙台だけに停車し、乗換駅の大宮に着きます。


 平日なので仕事で利用する方ほとんどですが、新型コロナ禍以前に比べ人数は少ないです。


06時50分頃 二戸 通過 
06時59分頃 いわて沼宮内 通過
 南部冨士、岩手山。
 昨日の雨の影響か、頂は雲の中です。


 久しぶりの車窓。と言うか、かぶりつきですね。
 E席ですから、進行方向右側の『窓』です。
 写真は二の次になってしまいます。 
07時10分  盛岡 着
07時11分  盛岡 発
07時19分頃 新花巻 通過
07時22分頃 北上 通過
07時25分頃 水沢江刺 通過
07時31分頃 一ノ関 通過
07時35分頃 くりこま高原 通過
07時39分頃 古川 通過


07時51分  仙台 着
07時52分  仙台 発
08時03分頃 白石蔵王 通過
 蔵王の山脈が綺麗に見えます。


 山形駅からの「つばさ124号」東京行が、高架上に停車していました。
 福島駅で併結する「やまびこ124号」東京行の到着が遅れたためだと思われます。
 初めて見る光景です。


08時13分頃 福島 通過
08時20分頃 郡山 通過
08時27分頃 新白河 通過
 那須連峰が見えます。
 主峰は山頂に溶岩が見える茶臼岳です。


08時32分頃 那須塩原 通過
 主峰の釈迦ヶ岳を始めいくつかのピークが連なる高原山。


 宇都宮タワーが見えてくると宇都宮駅を通過します。
 宇都宮市内はテレビ放送の電波を、1970年代まで東京タワーから直接受信していました。
 しかし、1982年(昭和57年)に東北新幹線が開業することになり、市内で大規模な受信障害が発生する懸念があったため、これを解消するための中継局として1980年(昭和55年)に落成しました。


08時47分頃 宇都宮 通過
08時53分頃 小山 通過
 上越新幹線の高架橋が見えてきました。
 間もなく宇都宮駅に到着です。


08時59分 大宮 着


 ここで、上越新幹線に乗り換えます。

 つづく


旅の小窓~初めての弘南鉄道大鰐線の旅2020(2)中央弘前行 7列車

2020-07-24 08:05:16 | 旅の小窓
 大鰐駅は1952年(昭和27年)1月26日に、弘前電気鉄道大鰐駅開業した後、弘南鉄道への譲渡を機に国鉄大鰐駅と区別するため弘南大鰐駅に改称。1986年(昭和61年)4月1日、再び大鰐駅に改称しています。
 乗車券に無効印を押してもらったら「弘南大鰐」からのものでした。


 JR大鰐温泉駅とは跨線橋でつながっていて、南口がJR大鰐温泉駅に隣接していますが、かつては出札口と自動券売機がありましたが、2009年(平成21年)4月1日から終日無人化され、自動券売機の使用も停止されています。


 北口は弘南鉄道のみで社員配置駅。出札口と運転室があり、出札口で は弘南バスの定期券・回数券も取り扱っているそうです。




 説明や連絡先について一切無い、旅行客には親切とは言えない「予約制バス」のりば。


 JRとは保守用車両留置線を介して弘南側引上線にレールが接続されています。 


 そのためか、ホーム番号はJRと連番になっていて、島式ホーム1面2線の大鰐線ホームは4・5番線となり、基本的に4番線から発車します。


 引上線には、2019年(令和元年)7月24日から2020年(令和2年)5月の「弘前さくらまつり」終了まで、「弘前さくらまつり」の公式応援キャラクターに就任した「桜ミク」のラッピング電車1編成が停まっています。
 「桜ミク」とは、弘前の桜をイメージした初音ミクの派生キャラクターのようです。


 新型コロナウイルス蔓延防止のため、2020年(令和2年)5月の「弘前さくらまつり」が中止になったためか、2021年弘前さくらまつり公式応援キャラクター「桜ミク」コラボ継続が決定し、当初2020年弘前さくらまつりまでの運行を予定していた「桜ミク」ラッピング電車も運行が継続となりました。


 現在、車両整備の関係で朝の一往復のみに運行となっていて、当日の列車運用については、中央弘前駅と大鰐駅で確認できます。


 滞在26分。戻ります。


弘南鉄道 大鰐線下り 普通 中央弘前行 7列車


 車両の履歴書です。




 現在、東急電鉄では「シルバーシート」改め「優先席」と表現していますが、こちらは譲渡当時のままになっています。


 シートもシルバーです。


 帰りも『古津軽列車』です。
 2020年(令和2年)3月26日から運行していますが、2020年(令和2年)8月31日までの限定運行です。
 車内は古津軽の宵宮をイメージしているそうです。


 「車内のどこかに、鬼コも隠れていますよ!」と言っていましたが、もろ見えです。


 つり革にも。




 まだまだ、沢山居ました。
 そしてこの列車は、『大鰐線サイクルトレイン』でもあります。
 冬期間を除く、4月1日から11月30日までの土日祝日は全列車。平日は9時台から14時台までの6往復していで、「さくらまつり」「ねぷたまつり」期間(混雑時期)は中止となるそうです。




大鰐             09:30発
宿川原       09:31着 09:31発
鯖石        09:35着 09:35発
石川プール前    09:37着 09:37発

 大分青空が広がってきましたが、岩木山にはまだ雲がかかっています。


石川        09:40着 09:40発
 島式ホーム1面2線の他に貨物用側線が1線あり、そこには旧国鉄から譲渡された、砕石(バラスト)散布に使用される軌道保守用の貨車(ホッパー車)、国鉄ホキ800形ホキ1246が留置されていました。社章と「石川駅常備」の表示が施されています。 


義塾高校前     09:43着 09:43発
津軽大沢      09:47着 09:47発

 現在、駅自体は無人駅ですが、大鰐線の運行管理(運転指令)を行う駅で構内には車庫と検修所、電気管理所、変電所、保線管理所があるそうです。
 そこには、元・東急電鉄の6000系が留置されていました。
 東急初代6000系は1960年(昭和35年)3月に登場したステンレス車体を持つ新性能電車で、全電動車方式、両開き客用扉、1台車1モーターの2軸駆動方式など多くの新機軸が採用されたものの試作的要素が強く20両の製造にとどまりました。
 弘南鉄道には1988年(昭和63年)と1989年(平成元年)に2両ずつ譲渡されたそうですが現在は廃車となり、線路上にあるのは最後の1編成(D6008+D6007)だそうです。


 こちらも珍しい。
 弘南鉄道の除雪と言えば「ラッセル車」が有名ですが、こちらも時には出番があるようです。
大鰐側はロータリーヘッド、中央弘前側にはラッセルヘッドを付けているモーターカーMCR-4。
 このMCR-4は、元々JR東日本青森保線技術センターに保守用として導入されたもの。その後、東北本線八戸駅・青森駅間の第三セクター移管に伴い青い森鉄道へ譲渡。更に弘南鉄道に譲渡という経歴を持つため、側面には「JR東日本」のロゴマークと青い森鉄道のマスコットキャラクター「モーリー」が描かれているという珍事ならぬ、珍車です。
 どうせなら、弘南鉄道マスコットキャラクター「ラッセル君」も描けば良いのに。


松木平       09:51着 09:51発
 ふと頭上に目をやると、こんな所に東急が残っていました。
 つり革は、使う人から見ると弘南鉄道らしく「りんご」です。


 しかし、座席に座って見上げると、東急東横線です。









 懐かしいというか、びっくり!

小栗山       09:53着 09:53発
千年        09:55着 09:55発
聖愛中高前     09:58着 09:58発
弘前学院大前    10:00着 10:00発
弘高下       10:02着 10:02発

 左には沿線でひときわ目を引く赤い欄干の「清水橋」。


 更に、奥に頭だけが見えているのが、重要文化財に指定されているものとしては日本最北に位置する最勝院の五重塔です。


中央弘前      10:05着
 中央弘前駅の無効印は、大分使い込んでいました。


 2020年(令和2年)7月17日。これが、初めての弘南鉄道大鰐線の旅でした。