旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

夜桜・草蘇鉄・恋々

2015-05-02 10:51:31 | 日記
 大型連休後半の週末、十和田市に行ってきました。
 年々桜の開花が早くなり、すでに葉桜となっていました。
 以前ならこの時期でも、こんな夜桜をまだ見ることができたのですが…


 そこで花より団子ではないのですが、男4人で恋々へ。
 桜は散って夜桜を見ることはできなかったのですが、今が旬の「草蘇鉄(クサソテツ)」の若芽のベーコン巻きが出てきました。
 「草蘇鉄」と聞けばどんな食べ物と思われる方もいるでしょうが、「コゴミ」のことです。それでも分からない方はお早めに「恋々」へどうぞ。

旅の小窓~札幌発大阪行きトワイライトエクスプレス~

2015-05-02 09:42:40 | 旅の小窓


 平成26年11月14日札幌発大阪行トワイライトエクスプレスのロイヤルに乗車しました。
 2部屋しかないスイートがだめならと、8部屋あるロイヤルにランクダウンして申し込んだところ、旅行社が取ってくれました。


 13時50分苗穂方面から、4番線に入線してきました。


 部屋には一人がけの椅子と、ベット兼用の椅子。


 テーブルの上には、アメニティーとボックスティッシュがすでに置かれていました。


 ベットと反対側には、ミニクローゼット、オーディオ、鏡。


 そして、洗面台とトイレを備えたシャワールーム。





 定刻14時5分札幌駅を出発。ホームの端にはカメラを構えた人たちが。


 発車して10分ほどで、レストランカーのクルーが、ウエルカムドリンクを持ってきてくれました。2人で乗っているのでワインは赤と白両方リクエストできました。列車が揺れて落ちても壊れないようにでしょう、プラスチック製ですが、ワイングラスも付いてきました。


 大阪発の列車は、12時前の発車ということでランチタイムがありますが、札幌発は午後の発車なので、ランチタイムではなく、ティータイムとしてレストランカーが営業を始めました。

ティータイムのメニューです。




 ティータイムの後は、車内散策。
 ロビーカーは窓が広く眺めも良いため、今日も人気で満席です。


 7号車にはミニロビーと飲料の自動販売機



 8号車と9号車の端にある「業務用室」は、レストランクルーの寝室。ここだけは、3段ベットになっているとのことです。


 4号車のサロンカーには、飲料の自動販売機の横に、お菓子とシャワーセットの自動販売機がありました。


 東室蘭を出て間もなく、白鳥大橋の向こうに夕日が沈むところでした。


 ディナータイム前のレストランカーでは、車掌さんが早めの夕食。


 室内には、通路側にも窓が付いているので、海側と山側の景色が室内にいながら眺めることができます。



 16時23分、今日最後の停車駅洞爺に到着。
 上り特急北斗に先を譲り、下り貨物列車とすれ違い。



 前回に引き続き、ディナー券が獲れなかったので、夕食は日本海会席御膳のルームサービス。


 21時30分からレストランカーは、予約なしで利用できるパブタイム。




 パブタイムの頃、青森駅で機関車交換のため運転停車。


 ボタンを押すと、ソファーがベットに変わります。


 翌朝6時20分過ぎ、本日最初に停車した直江津駅。
 北陸新幹線が開通すると、ここ直江津からからJR北陸本線金沢~直江津間は平成27年3月14日以降、石川県内の区間をIRいしかわ鉄道、富山県内の区間をあいの風とやま鉄道、新潟県内の区間をえちごトキめき鉄道が引き継ぐことになっています。


 直江津を出ると左側に、北陸新幹線の高架が迫ってきます。


 青海付近から見える黒姫山。


7時20分過ぎ、泊駅を通過した頃に山陰から朝日が昇ってきました。ちなみにここの地名は、富山県下新川郡朝日町。


 7時30分過ぎ、黒部駅を通過する頃にモーニングサービスのコーヒーが届きました。



 浜加積付近から望む立山連峰。


 富山駅を出て間もなく、左に高山本線が分かれていきます。


 8時20分から、予約していた朝食タイム。


 松任駅・加賀笠間駅間にある、北陸新幹線の白山総合車両所。北陸新幹線が金沢駅までの延伸にとどまっているため、新幹線の車両は金沢駅からこの白山総合車両所まで約10km回送されてきます。


 ロビーカーには、JR西日本の車掌さんの手作りスタンプがおいてあります。


 朝食が済んで部屋の戻ると、朝刊が届いていました。


 加賀温泉通過時に見えた観音様の足下。観音温泉ホテルの看板。やはりここは観光施設のようです。


 北陸本線が杉津駅経由だったころ、敦賀方面への列車は急勾配を上らなければならなかったため、今庄駅で補助機関車を増結していたためかつては機関区もあり、その名残なのかコンクリート製の給水塔だった物が残っていました。


 敦賀では機関車交換。トワイライトエクスプレスの機関車交換の様子を列車から降りてを見ることができるのは、上りの敦賀駅だけです。



 機関車の交換の合間を縫って、機関車の後について架線とパンタグラフによって汚れが飛び散った、1号車スイートの窓カラスの清掃も行われます。


 車掌さんが、シャッターを押すサービス。


 敦賀駅を出ると下り線と交差します


 トンネルを抜けると、今過ぎたはずの敦賀の町が前方に見えてきます。


 今度は、交差したはずの下り線が左手に見えてきます


 疋田駅で、上下線が合流します。


 今通ったところが鳩原ループ線といって、急勾配を緩和するために、長いトンネルを掘るのではなく、大きく迂回するルートです。
 ループ線は上り線専用で、下り線をオーバークロスした直後からループの「衣掛トンネル」に入ります。左に下り線を眺め、再びトンネルに入ると下り線は右車窓に戻り、新疋田駅に到着します。


 近江塩津を過ぎると、北陸本線と分かれて湖西線に入ります。


 左に琵琶湖バレー。


 右に琵琶湖。


 鴨川を渡ると間もなく京都に到着。


 京都駅・西大路駅間で、下りトワイライトエクスプレスとすれ違いました。


 山崎駅の手前には、サントリー山崎蒸留所。


 頻繁に列車とすれ違うようになってきて間もなく大阪。





 12時53分、1,508.5kmを22時間48分かけての旅が終わりました。