旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

晴耕雨読日記 平成28年8月17日水曜日

2016-08-17 17:01:19 | 晴耕雨読日記
 今日は台風7号が接近し、昼前から大雨となりました。
 午後3時半頃にはその雨も小降りとなりました。


 昨日に引き続き、天竜浜名湖鉄道の記事を書き、一応終わることが出来ました。
 今日は「旅の手帳」を読みました。登山をする方にはしかられるかもしれませんが、「登らず楽しむ日本百名山」が気にいりました。


 明日からは「日高本線・石勝線・富良野線の旅」の記事を書きます。

天竜浜名湖鉄道の旅6(完)~終着掛川駅まで

2016-08-17 14:52:28 | 天竜浜名湖鉄道の旅
 8分の待ち合わせで、西鹿島16:28発掛川行に乗ります。




二俣本町    16:30着 16:31発
 同じ二俣地区にある天竜二俣駅に比べ駅の規模としては1面1線と小さいのですが、二俣地区中心部に近い駅だそうです。


天竜二俣    16:32着 16:35発


上野部     16:37着 16:38発
 天竜浜名湖鉄道天浜線を最後に蒸気機関車が走ったのは旧二俣線時代の昭和46年3月31日。最後の蒸気機関車の一台が天竜二俣駅に動輪が保存されているC58形200号機。ここの駅名票に描かれた蒸気機関車は、ここで使われていなかったC54形になっていました。
 ホームはきれいに整備されていました。


豊岡      16:40着 16:40発
 豊岡駅は無人駅ですが、商工会館が併設された比較的新しい駅舎のためか、しゃれた駅名票もあります。


 新東名高速道路が見えてくると、敷地駅に到着します。


敷地      16:44着 16:44発
 甘柿の品種の一つ、次郎柿発祥の地が隣の森町ということもあって、ここ旧豊岡村敷地も柿の産地のため、このような看板が建てられていました。
 江戸末期に森町村の農家の松本治郎という人が、太田川の川原で柿の幼木を見つけ、これを持ち帰り自宅に植えたのが始まりだそうです。


 地元の人でしょう、暑い中花壇の草取りをしていました。


 この辺はお茶の栽培も盛んなようで、「三川茶」の茶畑もあります。


遠江一宮    16:49着 16:49発
 ここの遠江一宮駅本屋も登録有形文化財です。遠江一宮駅(とおとうみいちのみやえき)は、静岡県周智郡森町一宮にある天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅。
 国鉄時代は駅名に旧国名の「遠江」が付いた駅がいくつかありましたが、現在唯一「遠江」が付く駅です。


円田      16:52着 16:52発
 円田駅を過ぎ、右手に立派な公立森町病院の建物が見えてきます。


森町病院前   16:54着 16:54発
ここは昨年出来た、天竜浜名湖線内で一番新しい駅です。


 次の遠州森駅で途中下車します。


遠州森     16:56着 
 遠州森駅本屋及び上りプラットホームが登録有形文化財に指定されています。
 説明には次のように書かれてありました。
 木造平屋建の本屋、待合室、駅務室からなる。正面右寄りに切妻造りの車寄せを突出する。南面には当初のベンチが残存し、窓の木製建具には当初の古い歪みガラスが嵌められている。改札口の二枚引き腰付ガラス戸も残っている。この駅舎は、二俣線として掛川から遠州森までの最も早い昭和10年4月17日に開通した3ヶ所の駅の一つであり、当時の駅舎がほとんど改変されずに残った貴重な遺構である。開通当初は、「遠江森」という駅名でした。






 駅前の安合い判を見ると、結構見所があるようです。


 しかし、時間の少ないのと午後5時を過ぎても30度近くあることから、次の列車ませ駅で過ごしました。


 最後の列車は、遠州森17:31発掛川行です。


 下り列車に帽子を忘れたおじさんが、運転士さんと話をしたため3分ほど遅れて出発しました。


 戸綿駅手前の太田川橋梁は登録有形文化財です。
 この橋梁は192mの銅製橋梁で、緩やかな曲線を描いています。河川部に架かる上路鈑桁と道路上に架かる下路鈑桁が1連で構成されているそうです。


戸綿      17:33着 17:33発


原田      17:37着 17:37発


 原野谷川に架かる105mの原野谷川橋梁も、登録有形文化財です。


原谷      17:39着 17:40発


細谷      17:42着 17:43発

いこいの広場  17:44着 17:44発
 桜木駅手前には、二輪免許専門の自動車学校「ヤマハテクニカルセンター」があります。


桜木      17:46着 17:47発
 クリスマスの電飾がそのままになっていました。


西掛川     17:50着 17:50発

掛川市役所前  17:51着 17:51発
 平成8年に掛川市役所の移転に伴い新設された駅です。


 東海道新幹線・東海道本線と並行すると間もなく終着、掛川駅です。




掛川      17:54着


 おしまい

天竜浜名湖鉄道の旅5~遠州鉄道に乗る

2016-08-17 09:09:00 | 天竜浜名湖鉄道の旅
 天竜二俣駅始発の14:42発新所原行に乗り、西鹿島駅まで戻ります。  


西鹿島     14:46着
 西鹿島駅では2分の待ち合わせで電車が出ます。
 地下道を通って、遠州鉄道の乗り場に急ぎます。




 正式名称は「遠州鉄道鉄道線」といい、静岡県浜松市中区の新浜松駅と同市天竜区の西鹿島駅を結ぶ路線です。通称は西鹿島線というほか、赤い電車が走ることから「赤電」とも呼ばれています。 
総延長17.8km、起点・終点駅を含め18駅有り、そのうち16駅に列車交換設備があるため、単線でありながら日中は12分間隔で運行し、新浜松駅・西鹿島駅間を32分で結んでいます。
 1000形の電車です。


西鹿島     14:48発
住宅地の中を進みます。


遠州岩水寺   14:50着 14:50発


遠州芝本    14:52着 14:52発


遠州小林    14:54着 14:54発

美薗中央公園  14:56着 14:56発
 交換設備のない2つの駅のうちの一つ、がここ美薗中央公園です。


 駅間距離が短いので2分ほどで次の駅に着きます。次の浜北駅でも、列車交換です。交換となる電車が駅に入るのが見えます。


浜北      14:58着 14:58発

遠州小松    15:00着 15:00発

遠州西ヶ崎   15:02着 15:02発
 駅北東に側線があり、ED28形電気機関車と、ホキ800形貨車3両が留置されていました。側線の有効長の関係から、貨車は1両と2両に分割して留置されています。
 かつてはここに車両工場が存在したそうですが、西鹿島駅に移転した今は、留置線と保線基地としての機能が残っているようです。


 鉄道も道路と同じで左側通行が原則なので、交換列車が右側になるはずなのですが、ここでは左側になっています。


積志      15:04着 15:04発

さぎの宮    15:06着 15:06発

自動車学校前  15:08着 15:08発
 自動車学校前駅を出ると、終着まで高架を進みます。
 浜松駅前のアクトタワーが遠くに見えます。


上島      15:10着 15:10発

曳馬      15:12着 15:12発

助信      15:14着 15:14発

八幡      15:16着 15:16発
 車両が赤いことから「赤電」として親しまれる遠州鉄道西鹿島線ですが、1年間限定で青色にラッピングした2000形の「青電」がやってきました。
 この電車は、地元の自動車部品メーカー「ユタカ技研」の創立30年を記念したイベントで、同社の企業カラーの青色に全面ラッピングした車両だそうです。


遠州病院    15:18着 15:18発
 18駅中6駅の正式名称に「遠州」が付きましが、近隣の病院名が由来の遠州病院駅を除き、各種表示や車内放送では「遠州」を省略しています。


第一通り    15:19着 15:19発

新浜松     15:20着
 終着に到着しました。


 反対側のホームには、30形モハ51-クハ61編成が停まっていました。


 新浜松駅は2階が改札口、3階がホームになっていて、遠鉄百貨店本館とは2階の連絡通路でつながっています。


 JR浜松駅を挟んだ反対側には、高架から見えたアクトタワーがそびえています。
 静岡県内でもっとも高いビルであるアクトタワーの外観は、音楽の町・浜松を意識して、ハーモニカをモチーフにしています。


 新浜松駅15:48発西鹿島行で戻り、天竜浜名湖鉄道の旅を続けます。   


 つづく