旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

世界ジオパーク&シルバーウィーク 洞爺湖の旅1~旅のきっかけ

2014-12-29 05:07:17 | 世界ジオパーク&シルバーウィーク 洞爺湖
 平成21年8月下旬、次のような新聞記事を読みました。


 「ジオパーク」?早速インターネットで調べたら、日本ジオパーク委員会事務局の参考資料「ジオパークについて」という資料がありました。以下は、その抜粋です。
■ジオパークQ&A■
Q: ジオパークとは何ですか?
A: 地層、岩石、地形、火山、断層などの大地の遺産をふくむ公園です。ジオは地球を意味します。
   大地の遺産を保全しながら、研究・教育・普及に活用し、新たな地域資源として、大地の成り立ちとしくみを知る旅ジオツーリズムに生かし地域
振興を図ります。
Q: ユネスコとジオパークの関係を教えてください
A: ユネスコが支援する世界ジオパークネットワーク(GGN)が推進しています。GGN事務局はパリのユネスコ本部の中にありますが、別組織で
す。GGNの審査を通って世界ジオパークネットワークへの加盟が認められると、「世界ジオパーク」を名乗ることができます。
Q: 世界ジオパークは全部で何カ所ありますか?
A: 18ヶ国に58ヶ所の世界ジオパークがあります。洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島の三つの日本ジオパークが、日本初の世界ジオパークを目指
して現在GGNの審査を受けており、平成21年8月23日ないし24日に審査結果が発表されます。
Q: 世界遺産とはどう違いますか?
A: 世界遺産は遺産の価値とその保全に重点があります。ジオパークは、大地の遺産の価値が評価の約1/3で、それに加えて遺産の保全活動、その
  遺産をわかりやすく学んで楽しむジオツーリズムの活動、そしてそれらの活動を行うための人作り・組織作りが評価の対象です。
   世界遺産は場所と保全、ジオパークはそれに加えて人と活動です。また、世界遺産は条約に基づく仕組みで、トップダウン的な仕組みです。ジオ
  パークはボトムアップで、自治体と住民が自ら行う活動です。

<洞爺湖有珠山地域>
 2008年7月にサミットが行われた洞爺湖は、10万年前の爆発的な噴火でできたカルデラ湖で、その時の火砕流は洞爺湖の周辺を広く厚く覆っている。1944-45年に畑が盛り上がって400mを越える山となった昭和新山と、最近100年で4回の噴火があり最近では2000年に噴火した有珠山が洞爺カルデラの南側にある。昭和新山の噴火活動を観察し、私費で買い上げて保全した三松正夫氏の活動と、その意志を継いで三松正夫記念館で防災啓発活動を続ける三松三朗氏の活動は、ジオパークの理念の先駆けとなるものである。火山の噴火の被害を受けた道路や建物、そして美しい湖と山の景観を眺め、洞爺湖温泉につかって、自然の恵みと災いについて考えることのできるジオパークである。


 このことを知った我が愚妻は、小学校時代の修学旅行が函館・恵山の2泊3日で、未だ洞爺湖に行ったことがないので、シルバーウィークに行こうと言い出しました。
 言い出したのは良かったのですが、なんと、「北海道&東日本パス」。つまり普通列車で行こうというわけです。 
 えっ!何時間かかるの?と、思いながらも2泊3日で「いこうにいこう」と、張り切って行ってきました。親父ギャグ分かったかな。
 ちなみに、シルバーウィークとは、和製英語で5月の休日が多い期間のゴールデンウィークに対して、秋の休日が多い期間のこと。
 今年初めて日付の並びなどで9月に5連休の大型連休になったため、初めて使われる言葉です。


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