旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

阿武隈急行 鉄印の旅 3 保原駅

2020-11-03 16:18:27 | 阿武隈急行線の旅

 キャッチフレーズは、「ファッションニットの町」。
 阿武隈川流域は、古くから養蚕地として開け、保原町(現在の伊達市保原町)は信達平野の生糸の集散地、蚕取引の中心地として栄え、ニット製造業が地場産業の中心となりました。


 ホームは、ここまでの区間の多くの駅と同じく、築堤のように盛土した路線上にあります。


 誘致企業を中心とした電子機器関連工場が、町の基幹産業として定着しているそうで、ホームからその工場が見えます。 


 かつての伊達郡役所を再現した駅舎を有するとして2002年(平成14年)、東北の駅百選に選定されています。駅舎にあわせてか、旧型の丸ポストが現存しています。
 ちなみに旧伊達郡役所は保原駅から北西に約5キロ離れていて、最寄り駅は東北本線の桑折駅とのことです。


 駅スタンプは、駅舎をデザインしたものですが、スタンプはあれどスタンプ台がないという状態で、「くだものの里 ニットファッションの町」の文字がはっきりと見えないのが残念でした。



 駅舎には「保原駅コミュニティーセンター」が併設されていて、「伊達市観光案内所」と「伊達市観光物産協会」が入っていることになっていましたが、すでに撤退したようで待合室状態でした。


 駅前には、阿武隈急行線全線開通を記念した「『遥』の像」が建っています。




 そして、放射線量計も。安心のために大切な物です。


 滞在38分で、福島駅に戻ります。

 つづく


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