旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅4~秋田内陸線上り 普通 鷹巣行 108D 阿仁合駅で途中下車

2019-12-18 11:14:37 | 秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の旅
 下り急行「もりよし」1号の通過を待ちます。


八津        10:11発
 阿仁合駅までは1時間11分です。
 そろそろトンネルや橋梁が多くなります。




羽後長戸呂     10:17着 10:17発
 ここの駅名標のデザインもまた違う。これで3種類。


 山の高さが気にならなくなったということは、ここも標高が高いと言うことですね。


 松葉駅は、国鉄時代は角館線の終着駅でした。


松葉        10:21着 10:21発
 駅名標のデザインというか色が違います。


 田沢湖に一番近い駅だそうです。




 ここから歩いて田沢湖へは・・・。


 ここから比立内駅までは第三セクターになってからの開通区間です。


羽後中里      10:25着 10:26発


  「カンデッコ上げの駅」
 「カンデッコ」とは、ホオの木で作った小型の鍬のことで、このカンデッコと、クルミの木で作った男根をしめ縄の両端に結んで一対にし、これを神木である桂(市指定天然記念物)に豊作や縁結び、家内安全など、その年への願いを込めて投げかけるそうで、小正月行事として毎年旧暦1月15日の夜に行われているそうです。しかし、その由来は定かではないそうです。 
 



 幾つもの橋梁とトンネルが続きます。



左通        10:31着 10:32発
 秋田県内の信号場を含めた駅の標高で第5位になる246.5mの駅です。




 列車はまだまだ上っていきます。


 車内の観光案内では、上桧木内の紙風船上げの会場は、駅手前で見える右手の広場とのことです。


上桧木内      10:35着 10:35発
  秋田県内の信号場を含めた駅の標高で第4位になる262.4mの駅です。






 戸沢駅まで7つの檜木内川橋梁を渡りながら、40m程上っていきます。


 この区間の景色が人気のようで、かぶりつきが賑わっています。




戸沢        10:41着 10:41発
 外気温との温度差で、窓硝子があっという間に曇ってきました。




  秋田県内の信号場を含めた駅の標高で第2位になる315mの駅です。因みに第1位は、327.2mの田沢湖線田沢湖駅・赤渕駅間ある志度内信号場です。


 さらに上っていきます。


 雪国に住んでいても見とれる風景が続きます。


 幾つものトンネルを通り入ったのが、秋田県内最長の十二段トンネル5697m。全区間直線を18‰の勾配を下っていきます。


 直線ですから入って間もなく出口の明かりが見えます。
 この時振り返ると、入口の明かりも見えます。下り勾配の上り列車だから見ることができます。


阿仁マタギ     10:51着 10:51発
  秋田県内の信号場を含めた駅の標高で第3位になる265.7mの駅です。


 駅のある阿仁中村地区は、マタギの本家と言われる阿仁マタギ発祥の地として知られ、駅名の由来となっています。


 「安の滝」は中ノ又渓谷上流部にある落差90mの2段構造の滝で、日本の滝100選第2位だそうです。


 阿仁マタギ駅を出て大きく左にカーブすると、1575mの戸鳥内トンネルと高架橋が続く直線区間です。
  その途中に、奥阿仁駅があります。


奥阿仁       10:54着 10:55発




 演歌歌手・岩佐美咲の演歌「無人駅」の駅。だそうです。
 聞いたこともありませんでしたが、作詞は秋元康、久地万里子の作曲で、岩佐がAKB48からのソロデビューシングルとして、2012年2月1日に発売されたそうです。そのジャケット写真は、初回盤が合川駅、通常盤が奥阿仁駅のホームで撮影されたことにちなむようです。 


 打当川を渡ります。


 312mの菅生トンネルを抜けると雪をかぶったた橋梁を渡ります。




 雪景色も良いですが、新緑・紅葉シーズンも絶景でしょうね。


 国鉄時代は旧阿仁合線の終着駅であった、比立内駅に到着します。


比立内       11:00着 11:00発


 左に国道105号。


岩野目       11:05着 11:05発


 上り勾配なのか下り勾配なのか、よく分からなくなってきました。


笑内        11:09着 11:09発
  「根子番楽」の「根子集落」への最寄り駅です。源平合戦の落人が開いたとされる集落ですが、ここ「笑内」の地名由来は、アイヌ語の「オ・カシ・ナイ」、川下に小屋のある川とされています。 




 大股川橋梁を渡ります。


 国道105号からの列車撮影ポイントでもあるそうです。


 二人いるようです。



萱草        11:14着 11:14発


 駅名標は、停車位置から外れているところに立っています。


 13~18‰の勾配を下っていきます。


荒瀬        11:18着 11:19発


 さらに、13~20‰の下り勾配です。


 間もなく、阿仁合駅到着です。


阿仁合       11:22着


 ここで、途中下車します。

 つづく


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