旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション44 「うにといくらのきらきら丼」(八戸駅)

2021-12-15 14:14:39 | 駅弁コレクション
【うにといくらのきらきら丼】(八戸駅)
                           2021.12.15投稿

2007年(平成19年)3月17日 八戸駅で購入 価格1,100円
                       [製造元](有)吉田屋


 吉田屋の特徴と言っても良い、商品のイメージ写真を載せた掛紙(スリーブ)です。
 折には茶飯が詰められていて、脇にイクラの醤油漬けが添えられています。
 そして別添の袋には、「あんかけ風いちご煮(うにとつぶ貝、青じその入ったあんかけ)」が入っています。

  (※外部データ)

 食べ方の、栞が添えられています。


 栞にあるとおりに、茶飯の上にあんかけを載せ、イクラ醤油漬けをちらして頂きます。




 「日本初のあんかけ駅弁」と言われています。
 冷たいあんかけ御飯に、イクラ醤油漬けのトッピング。これには賛否両論があると思います。
 加熱式容器を使えば温かいものがいただけるでしょうが、鮮度を考えたギリギリの選択のように感じました。
いちご煮とは八戸の郷土料理で、ウニとアワビの汁煮のことで、赤いウニが野イチゴに見えるのが名の由来とか。このアワビをツブ貝に代え、ウニの身をあんかけ仕立てにした特徴有る駅弁です。

2007年(平成19年)5月12日
 マエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,100円
                       [製造元](有)吉田屋


 「おかげさまでJRは20周年」のシールが貼ってあるだけで、同じ内容のものでした。


 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸 小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。
また、創業者の縁もあって、新函館北斗駅舎内で「お弁当カフェ」を営業しています。


コメントを投稿