旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション7 「みちのくの香 南部季節弁当」(盛岡駅)

2021-11-05 11:42:58 | 駅弁コレクション
【みちのくの香 南部季節弁当】(盛岡駅)
                            2021.11.05投稿

1976年(昭和51年)8月1日購入 価格500円
                     [製造元](株)村井松月堂


 掛紙に載っている石川啄木の歌「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」は、歌集「一握の砂」に載っている、「やわらかく柳の芽が青く色づいた北上川の岸辺が目に見えるようだ。いかにも思郷の涙をさそうかのように」と解釈される、故郷渋民を偲んで詠んだものです。
 この歌は、渋民にある『石川啄木記念館』前の岩手山を遠望する北上川のほとりに広がる渋民公園に、1922年(大正11年)4月13日全国で最初に建立された啄木歌碑に刻まれています。
 1976年(昭和51年)7月24日から2泊3日で、山形県の「つるおかユースホステル」で開かれた「第12回東北ユースラリー」に参加後、「南蔵王ユースホステル」「まつしまユースホステル」等に宿泊しながら旅をした帰り、8月1日に盛岡駅で購入したものです。

 国鉄時代から交通の要衝であった盛岡駅には、「村井松月堂」の他「むつ弁」「ウェルネス伯養軒盛岡支店」「日本レストランエンタプライズ」と、4社の駅弁製造・販売業者が存在しましたが、現在は全て撤退もしくは廃業しています。
 現在の盛岡駅では、岩手県内の他、青森県や秋田県の製造・販売業者のものが多種類販売されています。



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