旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション279 「蟹のドリア」(加賀温泉駅)

2022-10-10 11:11:07 | 駅弁コレクション
【蟹のドリア】(加賀温泉駅)
                            2022.10.10投稿

2019年(平成31年)1月19日
 京王百貨店新宿店「第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」で購入
                           価格1,200円
                       [製造元](株)高野商店

 洋風の絵かと思えば、大人の休日倶楽部パス風の絵も。レトロ感のある掛紙(スリーブ)す。


 御飯は蟹で出汁を取った醤油味の蟹御飯。
 その上に、香箱蟹(ズワイガニのメス)入りのホワイトソースをかけ、カニ脚、ズッキーニ、さつまいも、赤パプリカ、レンコン、ヤングコーン、しめじを散らし、チーズをかけてオーブンで焼いたものです。


 ホワイトソースについては、次のように書かれています。


 こんがりと焼き色のついたチーズ。赤パプリカ、レンコン、さつまいもが目に飛び込んできて、やや遅れてズワイガニを発見しました。
説明書きの通り、ソースは濃厚で蟹を楽しめる美味しいソースです。
今までにない駅弁で、見た目にも味にも驚きました。
 ゴロゴロした野菜の他にヤングコーンやしめじも入っていて、それはそれで美味しいのですが、トッピングされているズワイガニの足がちょっと貧弱でした。
 冷めたままでもそれなりにいただけるのですが、やはり温めた方が美味しいと思います。
 この駅弁は終売のようですが、「高野商店ネット通販」公式ホームページでは次のような商品が紹介されています。
香箱蟹の和風ドリア(6個セット)¥4,000
 漁期も短く貴重なメスのズワイガニ。濃厚な味わいで地元で親しまれるこの蟹の事を、石川県では「香箱蟹(コウバコカニ)」と言います。この名は小箱からなまったとも、香りが豊かからともいわれています。この香箱蟹を丁寧に剥き、内子、外子、脚肉をホワイトソースに練り込み、和風ドリアに仕上げました。濃厚な蟹の味を楽しめる自信の一品です。
 商品は冷凍でのお届けになります。到着後は速やかに冷凍保存して頂き、お召し上がりの際は、蓋を外して電子レンジで5分ほど加熱してください。
 【原材料】かに飯(米(国産)、しょうゆ加工品、蟹エキス)、ホワイトソース(粉末油脂、全粉乳、香箱蟹、しょうゆ加工品、デキストリン、植物油、チーズ、チキンエキス、食塩、砂糖、オニオンパウダー、酵母エキス、コショウ末、ナツメグパウダー)、ズッキーニ、さつまいも、赤パプリカ、レンコン、ヤングコーン、ナチュラルチーズ/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でんぷん)、セルロース、香料、着色料(カロチン)、V.C、亜硫酸塩、(一部に小麦・乳成分・大豆・かに・鶏肉を含む)


 製造・販売の高野商店は、福井県南条郡今庄町で「大黒屋」の屋号で代々旅籠を営んでいました。
 1896年(明治29年)今庄駅開業と同時に、今庄駅ホームで竹の皮に握り飯と漬物を包んだ弁当を5銭で販売を開始しました。
 1962年(昭和37年)北陸トンネル完成を機に、弁当製造工場と家を大聖寺駅(石川県加賀市)裏に移設し、駅弁販売業務も大聖寺駅に移しました。
 そして1970年(昭和45年)、特急停車新駅として加賀温泉駅(石川県加賀市)が新設開業したため、本拠地を大聖寺駅から再度加賀温泉駅に移し、現在に至っています。


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