旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション354 「柿の葉壽司」(近鉄奈良駅)

2024-03-03 14:56:22 | 駅弁コレクション
【柿の葉壽司】(近鉄奈良駅)
                             2024.3.3投稿

2023年(令和5年)9月17日
 スーパーマエダ「全国有名駅弁大会で購入 価格1,512円
                       [製造元](株)中谷本舗


 商品のイメージ写真と柿の葉をデザインした掛紙(スリーブ)です。


 紙箱の中に五個ずつ二列入っています。


 どれがどれかは、掛紙(スリーブ)の底面に「柿の葉すし」の由来等と一緒に書かれています。


 「たい」


 「あじ」


 「えび」


 「さけ」


 「さば」



 秘伝のダシと調味酢で仕上げたシャリとネタなので、醤油など付けずにそのまま食べるのが美味しいようです。
 半分は柿の葉で包んだままオーブントースターで2、3分ほど葉の表面が少し焦げるくらい焼いて食べました。
 「焼き柿の葉寿司」もひと味違った味わいでした。
 製造元では各種製造・販売していますが、5種10個入りについては公式ホームページに次のように紹介されています。
柿の葉寿司 5種10個入 1,512円
 奈良・吉野の名産「柿の葉寿司」。先人たちの知恵と、奈良の歴史・文化が詰まった逸品です。
 定番の「さば」、「さけ」に、「あじ」、「たい」、「えび」を詰合せたバラエティ豊かな詰め合わせ。お祝い事や、大切な方への贈り物、会合などにも用いていただけるオールマイティーな商品です。
 3日前のご予約・通販限定品です。


 製造元の中谷本舗の前身は、1921年(大正10年)奈良県上北山村で地域で唯一の米穀販売を始めた中谷商店です。
 その後、初代の妻の作る寿司が評判を呼び、郷土料理として親しまれていた柿の葉寿司を商品化したそうです。
1961年(昭和36年)上北山村に大台ケ原ドライブウェイが開通すると、創業者から事業を受け継いだ二代目がドライブウェイの中ほどに「経ヶ峰茶屋」作り、大台ケ原の名物としてその地に多く自生していた笹の葉で包んだお寿司、「ゐざさ寿司」を考案したそうです。
 1965年(昭和40年)には、寿司製造部門を立ち上げ、「柿の葉寿司」「ゐざさ寿司」に続き、奥吉野という土地柄をイメージした桜寿司や山菜巻、さんま姿鮨などを続々と商品化し、1986年(昭和61年)には、屋号を「ゐざさ」、商号を「株式会社中谷本舗」として法人化しました。
 なお、東京駅のグランスタ等で「笹八」のブランドで御弁当とおにぎりのお店を展開しています。


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