森駅からは、函館本線の支線にあたる砂原線経由で函館を目指します。
森駅を出てしばらく駒ヶ岳回りの本線と平行し、本線が大きく右に分かれていくと、遠目には赤い三角屋根の駅舎の東森駅です。今まで見たことがなく新鮮ですが、利用されているようには見えませんでした。
ほぼ直線で進むと次は、尾白内駅。ホームの駅名票の横には、「安全の像」の台座あるものの、肝心の像はありませんでした。
次の掛澗駅では、高校生が3人ほど降りていきました。
支線の名前にもなっている渡島砂原駅。成田線の佐原駅と音が同じなので区別するために旧国名を付けたと言われています。
ここから少し内陸部を高度を上げながら進みます。
次の渡島沼尻駅は、有人の信号場として開設された当時の木造駅舎の一部が残っている駅です。
更に、カラマツや広葉樹林の防雪林の間を高度を上げ鹿部駅に着きます。
鹿部駅は旧駅名を、この周辺に鷹狩の際の鷹待がいたことに由来する鷹待駅といっていましたが、所在地の地名に変更した駅です。ちなみに鹿部の地名は、アイヌ語の「シカペ」(アホウドリ)に由来するとされ、鷹にも鹿にも関係はないようです。
この駅はすでに無人駅となっているのですが、開業当時の赤い屋根の大きな駅舎と、いつ通っても花が咲いているのが印象に残る駅です。
次の銚子口駅は、大沼の端に位置し、先が細くなっていて銚子の形のようになっていることから付けられた地域名に由来するそうですが、駅自体は大沼から少し離れたところにあり、大沼は見えません。他と違い背の高い駅舎でした。駒ヶ岳登山の帰りとみられる2人が乗ってきました。
更に列車は登り、新幹線のある流山温泉駅に停まります。流山温泉JR北海道・JR東日本の関連会社が当初運営していたことから、平成14年ここに駅、とは言ってもホームだけで駅舎もありませんが、駅のホーム横には、流山温泉がJR東日本も関係していたことから、東北新幹線大宮駅・盛岡駅間開業と同時に「やまびこ」に使用された200系の先頭車両にグリーン車1両が挟まれた形で保存されています。
林の中をほぼ一直線に進み、途中砂原線の最高地点で、北海道内で一番短い池田園トンネルを通ると、間もなく池田園駅。
池田園駅を出発し、やがて駒ヶ岳駅回りの本線と合流し林の間から小沼が見えてくると、大沼駅に着きます。
大沼駅は小沼に近く大沼は見えませんい。そのため、はじめは大沼駅の名前で開業しましたが、一度軍川(いくさがわ)駅に改称しましたが、なぜか再び大沼駅に戻りました。大沼駅が軍川駅を名乗っていた間は大沼公園駅が大沼駅を名乗っていて、再び大沼公園駅に戻り現在に至っています。観光には特急も停車する本線の隣駅である大沼公園駅が便利です。
大沼駅を出るとしばらく小沼の景色を見ながら下って行きます。
大沼トンネルを抜けやがて左下に4車線になった国道5号が下に見えて来るとるとホームが板張りで延長された仁山駅に着きます。
仁山駅は元々信号場だったところで、駅舎に掲げられていた「仁山駅」の表示板が何となく新しく見えました。
更に下ると、平野部に出てきて渡島大野駅に着きます。
ここは、函館本線開業当初からの駅で,昭和17年に駅名を本郷から渡島大野へ改称したところです。古くからある駅の割に、中心街が駅から離れていることも有り、周辺には畑が広がっていました。
線路を挟んで駅舎の反対側には「夢へ出発!北海道新幹線いよいよ実現!!」の看板もみられ、渡島大野が仮称「新函館駅」となって、函館本線との接続駅となる予定なので、開業する際にはこの風景も様変わりすることでしょう。
渡島大野駅から大沼駅に向かうルートは20‰の勾配のため、下り線は一部の普通列車を除いて大沼駅と七飯駅の間は、この勾配を避けるために昭和41年に開通した藤城線と呼ばれるルートを通ります。
その藤城線が頭上を横切りると、次の七飯駅に着きます。
七飯駅のある七飯町の町のシンボルの一つが「りんごの花」。七飯町は、日本で初めて西洋リンゴを栽培したところと言われています。但し日本人ではなくドイツ人だったそうです。そのドイツ人は、リンゴだけでなく、いろいろな苗木や西洋式農機具を取り寄せ、西洋式農業を七飯町で行ったそうです。そこで西洋農業発祥の地として七飯町の花に最もふさわしいものとしてリンゴの花を選んだそうです。
七飯町は函館の生活圏のようで、乗客の数も増えれば、ここから函館駅までは複線となります。
次の大中山駅からも数人が乗り、函館を目指します。
平行するように左を走る国道5号の赤松並木は、明治9年に明治天皇行幸を記念して植えられたもので、七飯から次の桔梗まで日本の道100選に選ばれています。
その桔梗の地名は江戸時代から、桔梗が群生していたことでついたものだそうです。
桔梗駅を過ぎると、市街地の中を通り五稜郭に停車し、16時11分終点函館駅に到着しました。
函館からは、17時7分新青森駅行特急スーパー白鳥42号に乗り帰路につきました。
第21列車 函館本線 江差線 津軽海峡線 津軽線 特急スーパー白鳥42号 青森行
乗車距離 115.7km(函館本線) 41.6km(江差線) 96.6km(津軽海峡線)34.5km(津軽線)
函 館 17:07発
五 稜 郭 レ
七 重 浜 レ
東久根別 レ
久 根 別 レ
清 川 口 レ
上 磯 レ
茂 辺 地 レ
渡島当別 レ
釜 谷 レ
泉 沢 レ
札 苅 レ
木 古 内 17:44着 17:44発
知 内 レ
吉岡海底 レ
竜飛海底 レ
津軽今別 レ
中 小 国 レ
蟹 田 18:31着 18:32発
瀬 辺 地 レ
郷 沢 レ
蓬 田 レ
中 沢 レ
後 潟 レ
左 堰 レ
奥 内 レ
津軽宮田 レ
油 川 レ
青 森 18:55着
第22列車 青い森鉄道 普通 八戸行 乗車距離44.6km
青 森 19:11発
東 青 森 19:16着 19:17発
小 柳 19:19着 19:19発
矢 田 前 19:22着 19:22発
野 内 19:24着 19:25発
浅虫温泉 19:30着 19:30発
西 平 内 19:35着 19:36発
小 湊 19:39着 19:39発
清 水 川 19:44着 19:45発
狩 場 沢 19:48着 19:49発
野 辺 地 19:54着
おしまい
森駅を出てしばらく駒ヶ岳回りの本線と平行し、本線が大きく右に分かれていくと、遠目には赤い三角屋根の駅舎の東森駅です。今まで見たことがなく新鮮ですが、利用されているようには見えませんでした。
ほぼ直線で進むと次は、尾白内駅。ホームの駅名票の横には、「安全の像」の台座あるものの、肝心の像はありませんでした。
次の掛澗駅では、高校生が3人ほど降りていきました。
支線の名前にもなっている渡島砂原駅。成田線の佐原駅と音が同じなので区別するために旧国名を付けたと言われています。
(花いっぱい運動の看板がある渡島砂原駅ですが…)
ここから少し内陸部を高度を上げながら進みます。
(渡島砂原駅・渡島沼尻駅間)
次の渡島沼尻駅は、有人の信号場として開設された当時の木造駅舎の一部が残っている駅です。
更に、カラマツや広葉樹林の防雪林の間を高度を上げ鹿部駅に着きます。
(渡島沼尻駅・鹿部駅間)
鹿部駅は旧駅名を、この周辺に鷹狩の際の鷹待がいたことに由来する鷹待駅といっていましたが、所在地の地名に変更した駅です。ちなみに鹿部の地名は、アイヌ語の「シカペ」(アホウドリ)に由来するとされ、鷹にも鹿にも関係はないようです。
この駅はすでに無人駅となっているのですが、開業当時の赤い屋根の大きな駅舎と、いつ通っても花が咲いているのが印象に残る駅です。
次の銚子口駅は、大沼の端に位置し、先が細くなっていて銚子の形のようになっていることから付けられた地域名に由来するそうですが、駅自体は大沼から少し離れたところにあり、大沼は見えません。他と違い背の高い駅舎でした。駒ヶ岳登山の帰りとみられる2人が乗ってきました。
更に列車は登り、新幹線のある流山温泉駅に停まります。流山温泉JR北海道・JR東日本の関連会社が当初運営していたことから、平成14年ここに駅、とは言ってもホームだけで駅舎もありませんが、駅のホーム横には、流山温泉がJR東日本も関係していたことから、東北新幹線大宮駅・盛岡駅間開業と同時に「やまびこ」に使用された200系の先頭車両にグリーン車1両が挟まれた形で保存されています。
林の中をほぼ一直線に進み、途中砂原線の最高地点で、北海道内で一番短い池田園トンネルを通ると、間もなく池田園駅。
池田園駅を出発し、やがて駒ヶ岳駅回りの本線と合流し林の間から小沼が見えてくると、大沼駅に着きます。
(池田園駅・大沼駅間)
大沼駅は小沼に近く大沼は見えませんい。そのため、はじめは大沼駅の名前で開業しましたが、一度軍川(いくさがわ)駅に改称しましたが、なぜか再び大沼駅に戻りました。大沼駅が軍川駅を名乗っていた間は大沼公園駅が大沼駅を名乗っていて、再び大沼公園駅に戻り現在に至っています。観光には特急も停車する本線の隣駅である大沼公園駅が便利です。
大沼駅を出るとしばらく小沼の景色を見ながら下って行きます。
(大沼駅・仁山駅間)
大沼トンネルを抜けやがて左下に4車線になった国道5号が下に見えて来るとるとホームが板張りで延長された仁山駅に着きます。
(大沼駅・仁山駅間)
仁山駅は元々信号場だったところで、駅舎に掲げられていた「仁山駅」の表示板が何となく新しく見えました。
更に下ると、平野部に出てきて渡島大野駅に着きます。
(仁山駅・渡島大野駅間)
ここは、函館本線開業当初からの駅で,昭和17年に駅名を本郷から渡島大野へ改称したところです。古くからある駅の割に、中心街が駅から離れていることも有り、周辺には畑が広がっていました。
線路を挟んで駅舎の反対側には「夢へ出発!北海道新幹線いよいよ実現!!」の看板もみられ、渡島大野が仮称「新函館駅」となって、函館本線との接続駅となる予定なので、開業する際にはこの風景も様変わりすることでしょう。
(新幹線工事が行われている渡島大野駅・七飯駅間)
渡島大野駅から大沼駅に向かうルートは20‰の勾配のため、下り線は一部の普通列車を除いて大沼駅と七飯駅の間は、この勾配を避けるために昭和41年に開通した藤城線と呼ばれるルートを通ります。
(高架になって本線から分かれる藤城線)
その藤城線が頭上を横切りると、次の七飯駅に着きます。
七飯駅のある七飯町の町のシンボルの一つが「りんごの花」。七飯町は、日本で初めて西洋リンゴを栽培したところと言われています。但し日本人ではなくドイツ人だったそうです。そのドイツ人は、リンゴだけでなく、いろいろな苗木や西洋式農機具を取り寄せ、西洋式農業を七飯町で行ったそうです。そこで西洋農業発祥の地として七飯町の花に最もふさわしいものとしてリンゴの花を選んだそうです。
(七飯駅・大中山駅間)
七飯町は函館の生活圏のようで、乗客の数も増えれば、ここから函館駅までは複線となります。
次の大中山駅からも数人が乗り、函館を目指します。
平行するように左を走る国道5号の赤松並木は、明治9年に明治天皇行幸を記念して植えられたもので、七飯から次の桔梗まで日本の道100選に選ばれています。
その桔梗の地名は江戸時代から、桔梗が群生していたことでついたものだそうです。
桔梗駅を過ぎると、市街地の中を通り五稜郭に停車し、16時11分終点函館駅に到着しました。
函館からは、17時7分新青森駅行特急スーパー白鳥42号に乗り帰路につきました。
第21列車 函館本線 江差線 津軽海峡線 津軽線 特急スーパー白鳥42号 青森行
乗車距離 115.7km(函館本線) 41.6km(江差線) 96.6km(津軽海峡線)34.5km(津軽線)
函 館 17:07発
五 稜 郭 レ
七 重 浜 レ
東久根別 レ
久 根 別 レ
清 川 口 レ
上 磯 レ
茂 辺 地 レ
渡島当別 レ
釜 谷 レ
泉 沢 レ
札 苅 レ
木 古 内 17:44着 17:44発
知 内 レ
吉岡海底 レ
竜飛海底 レ
津軽今別 レ
中 小 国 レ
蟹 田 18:31着 18:32発
瀬 辺 地 レ
郷 沢 レ
蓬 田 レ
中 沢 レ
後 潟 レ
左 堰 レ
奥 内 レ
津軽宮田 レ
油 川 レ
青 森 18:55着
第22列車 青い森鉄道 普通 八戸行 乗車距離44.6km
青 森 19:11発
東 青 森 19:16着 19:17発
小 柳 19:19着 19:19発
矢 田 前 19:22着 19:22発
野 内 19:24着 19:25発
浅虫温泉 19:30着 19:30発
西 平 内 19:35着 19:36発
小 湊 19:39着 19:39発
清 水 川 19:44着 19:45発
狩 場 沢 19:48着 19:49発
野 辺 地 19:54着
おしまい
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