旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

仙山線経由左沢線と峠駅の旅 2 仙山線~愛子駅

2020-10-26 16:47:58 | 仙山線の旅
 北仙台駅を出た電車は、市街地の中を25‰の急勾配で北山丘陵北斜面を登っていきます。






北山 キタヤマ         08:27着 08:28発
 1984年(昭和59年)2月1日に、通勤勤通学用の駅として住民請願を受けて開業しました。ここ北山駅から葛岡駅までの4駅は1984年(昭和59年)以降に開業した駅が続きます。


 北山駅を出ると北山丘陵南斜面側に移りますが、5‰の上り勾配は続きます。よく見ると右手遠くに仙台大観音が見えてきます。


東北福祉大前 トウホクフクシダイマエ   08:29着 08:30発
 2007年(平成19年)3月18日に開業するまでは、東北福祉大学の最寄駅は隣の北山駅でしたが、同大学が新駅設置に動き出し、設置が決まりました。
 計画当初は「貝ヶ森駅」の仮称でしたが、東北福祉大学が駅建設費(駅隣接のステーションキャンパスを含む)を全額負担することになり、「東北福祉大前駅」の名称に決まりました。 


 更に上って行きます。


 左手遠くには青葉城址が見えているのですが…。


国見 クニミ          08:32着 08:34発
 1984年(昭和59年)2月1日、北山駅と同時に開業した 駅です。開業当初は単式ホーム1面1線でしたが、その後の仙山線の輸送量の増加に伴い、密度の高い列車ダイヤを組むため島式ホーム1面2線をもつ構造に改められた。しかし、1990年代中頃から利用者数が急増し、安全上から1997年(平成9年)に線路を挟んで既存のホームの向かい側に単式ホーム1面を増設しました。
  

 国見駅を出ると20‰の勾配になり、その勾配が和らぐと山屋 敷トンネルに入ります。




 トンネルを抜けると右手に大規模な仙台市葛岡墓園が広がっていますが車窓からは分かりませが、正面に石材店の大きな看板が目立ちます。


葛岡 クズオカ         08:36着 08:37発
 駅前にある、1991年(平成3年)に竣工したマンション「朝日プラザシティ広瀬の杜」の分譲会社の全額負担により、同年3月16日に開業した、単式ホーム1面1線の無人駅です。


 更に25‰の勾配を下っていき、宮城県道37号と東北自動車道を跨ぎ、更に森の中を下っていき、広瀬川を渡ると陸前落合駅に着きます。




陸前落合 リクゼンオチアイ   08:40着 08:40発
 開業当時は駅前に集落のない駅でしたが、現在は、相対式ホーム2面2線を持つ仙山線内では唯一の橋上駅舎があります。


 駅を出ると、国道8号(作並街道)と並行します。平坦な区間のように感じますが、徐々に勾配を上って行きます。


愛子 アヤシ          08:43着 08:43発
 単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ駅です。
 6割ほどの列車は、ここ愛子駅で折り返すため、この先は1時 間に上下各1本程度の運行となります。


 2001年(平成13年)12月7日に、敬宮愛子内親王のお名前が発表されると、普段1日1枚ほどしか売れない入場券が、11日までの5日間で約3万3200枚売れたそうです。


 つづく


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