台東区立東泉小学校に体育館のエアコンについての視察に行きました。
やはり、百聞は一見にしかずでした。
参加したのは、吉良よし子参議院議員、里吉ゆみ都議、米倉春奈都議、日本共産党台東区議団のみなさん。
台東区教育委員会の説明資料にある導入目的には、次のように書かれています。
学校体育館は授業・部活動をはじめ、式典行事や地域活動の拠点としての機能や、災害時の避難所機能を有している。近年の猛暑による熱中症対策は重要課題となっており、体育館エアコンの必要性は高まっている。体育館の機能の充実を図るとともに、児童・生徒の十分な体調管理を行う観点から、体育館エアコンを計画的に整備する。
この導入目的を読む限り、どこの自治体にも当てはまる内容です。
学校の体育館のエアコン設置について、よくある素朴な疑問をぶつけてみました。
- イニシャルコストはどのくらいか。
→大きさによるが、1校あたり1600万円から2500万円(使用頻度にもよるが15年以上は使えるのではないか)。 - 電気代などランニングコストが高いのではないか。
→ガス(GHP)仕様だが、年間で約30万円。プラス5万円の保守点検。 - 工事期間はどのくらい。
→1・5ヶ月から2ヶ月くらい。 - 国庫補助金(学校施設環境改善交付金)は採択されたのか。
→されたものもあれば、されないものも。1600万円の事業費だったところでは、補助対象となる部分の7分の2補助で約300万円。 - 断熱していないと厳しいのでは。
→したほうが良いが、しなくても効果ある。 - リースのほうがいいという声もあるが。
→イニシャルコストとランニングコストを合わせ、トータルで工事とした。 - 温度設定はどうしているのか。
→教員の裁量に任せている。体育館で活動する前にエアコンをつけ、必要に応じてオンオフをしている。 - 設置する場所はどうしているのか。
→各体育館の構造が違うので、体育館の機能を損なわないように、工夫したながら設置。 - どういう基準で設置しているのか。
→普通教室の1・5倍(容積が大きいため)を基準にして、設置している。
東泉小学校は、14台のエアコンが設置されていました。
バスケットボールなどがぶつかっても、大丈夫なような枠を設置しています。
配管を隠すために、背景に囲いが設置されています。
この日は、32度(9時30分)だったものが、30分後には26度(10時00分)まで下がったと言います。体育館に入ったときの感覚は、暑い外から来たこともあり「涼しい」というものです。
夏の効果を期待して設置されたものですが、冬の暖房機能が喜ばれていると校長先生が強調されていました。
体育館のエアコン設置について、現場に行くことで見えたものがたくさんありました。東泉小学校の教職員並びに台東区教育委員会の方々に感謝です。
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