30日から、2015年第4回町田市議会定例会(12月議会)が開会しました。
この日は、議会運営委員会、本会議、建設常任委員会がおこなわれました。
建設常任委員会では、11月6日に継続審査となっていた第79号議案「町区域の新設及び変更について」が議題となりました。この議案は、現在の鶴間や小川となっている番地を中心とした住居表示で、鶴間や小川に加え、新たに南町田という町名を新設する内容です。
町田市議会史上初の公聴会を開催し、町名変更に反対している地域の説明会を開催し、その結果が報告され審査をおこないました。(11月22日におこなわれた説明会の議事録はコチラ)
各委員会が質疑があったのち、私も説明会をおこなった上での担当としての感想はどうか、この説明会で地元の意見を聞いた上でもなお「合意形成」は十分だと考えるのかと質疑しました。
これに対する答弁は、合意形成はおこなわれているというものでした。
その後、反対の立場で吉田委員(保守連合)、賛成の立場で市川委員(自由民主党)、反対の立場で池川(日本共産党)が討論をおこない、採決の結果、賛成3、反対5で市長提案は否決となりました。
12月10日の本会議にはかられ、その場で結論が出ることになります。
以下、私がおこなった反対討論の要旨です。
第79号議案「町区域の新設及び変更について」に反対の立場で討論します。
住居表示をおこない、地番をわかりやすくすることは、ひいては市民生活の向上につながるものであり、今回の地域についてもそれは同様だと考えます。そのことは、法第1条に「公共の福祉の増進に資すること」を目的としていることにもみることができます。
その一方で、法第5条2には「できるだけ従来の名前に準拠して定めなければならない」とあり、歴史をはじめその地域で暮らしてきた人たちの思いを反映することが求められると考えます。
法律に基づきおこなわれた公聴会で寄せられた意見では、懇談会が5回の開催では「時間的には短い」ということが語られました。今回の町区域の新設及び変更が、これまでと違うのは、これまでの町名が残らないということです。歴史、伝統、文化のいずれかで由緒ある名称に準拠するという点について、検討の余地があるのではないかと感じています。
同時に、今回の変更請求を出した方々が、今後のまちづくりについて積極的に関与し、合意形成のための努力をすることは絶対条件だということも一言いっておきたいと思います。
一度、町名を変更してしまえば長きにわたってその町名で生活をすることになります。住居表示事務処理基準の基本姿勢でも、住民合意が形成されるまで実施を急がずとあり、法律に基づいて変更請求をした民意もしっかりと合意形成をおこなうべきものです。地元住民の意見や要望を可能な限り反映するために、再度合意形成にとりくむことが必要だと考え、討論とします。
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