「とことん共産党」に「ご飯論法」で時の人となっている上西充子法政大学教授がゲスト出演しました。
テーマは、「実態は過労死合法化・促進 『働き方改革』法案にNO!」。
これを見ると、安倍政権の「働き方改革」がいかに経営者の側のロジックで進められているかがわかります。
私が注目したのは、法律によって規定することの意味。
上西先生が、日本で守られていない2大法律は、労働法と道路交通法であると指摘しています。
道路交通法では、40㎞道路を50㎞で走る車はある。でも40㎞を意識しているから、50㎞になる。40㎞制限がなければ、100㎞で走ってもいいことになる。でも、法律があるから50㎞で走っている車に違法だと言える。それがなくなることで、異次元の危険性になる。残業代が出ないのではなく、そもそも残業という概念がないのだから。
一方、経営者にとっては訴えられるリスクがなくなる。
んーわかりやすい。
これが、「むずかしいことをやさしく」ということかと思いました。
マルクスが『資本論』で「"大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!" これがすべての資本家およびすべての資本家国民のスローガンである。それゆえ、資本は、社会によって強制されるのでなければ、労働者の健康と寿命にたいし、なんらの顧慮も払わない」と書きましたが、社会的バリケード(国の法律)が必要なのです。
今回の高プロは「サービス残業合法化法案」とも言われます。
「手放すな 働く誇りと 残業代」──という川柳もインパクト大。
高プロ反対の声をあげていきましょう。
にほんブログ村←日本共産党池川友一のオフィシャルブログ「都政への架け橋」を見ていただきありがとうございます。一日1回、応援クリックをお願いします。