26日、まちだ市民自治学校の閉校式がありました。
開校式から、これまで15の分科会が開催されてきました。私も、15のうち7つの分科会に参加をしましたが、どの分科会も「市民によるまち育て」が貫かれていました。
きのう、ツイッターでこのことをつぶやいたところ、おっはーこと京都府議予定候補の小原明大さんから「市だけでやるなんてすごい」とコメントがありましたが、全国的にも町田の自治学校はとても注目されています。
自治体研究社が発行する雑誌「住民と自治」の1月号には、「市民が財政白書をつくったら…」などの著者でもあるNPO法人多摩住民自治研究所の大和田一紘さん、埼玉県和光市の松本たけひろ市長、そして町田市民自治学校実行委員長の酒井芳博さんの「てい談」がおこなわれました。
「市民の手による、民衆の学校」──この運動を広げていくことが、自治意識を広げていくことにつながっていくのではないでしょうか。
◆「絶望することを絶望したい」
さて、当日は「グルーポ エンクエントロ レアル」のみなさんがラテンアメリカの音楽からスタート。
学校長の梅原利夫和光大学教授があいさつをおこない、実行委員長の酒井さんから15の分科会の報告がおこなわれました。
メインの記念公演は「東京をどうするか──福祉と環境の都市構想」と題して、東京自治問題研究所理事長の進藤兵都留文科大学教授が講演しました。
東京都の巨大な可能性を、福祉と環境という方向につかうとどうなるのか。進藤先生と、渡辺治一橋大学名誉教授がまとめた、講演と同じ名前の本が3月3日に岩波書店から出版をされることになっていますが、その中身を紹介しながら都政の現状について詳細な報告がありました。
進藤先生の中で印象に残ったのは、森まゆみさんの「抱きしめる東京」の一節。
「絶望するのではなく、絶望することを絶望したい」
なるようにしかならないとあきらめるのではなく、しっかりと羅針盤をもって仲間たちといっしょに変革をしていく。今回の都知事選挙で、小池あきらさんを都知事にすることが第一歩です。
小池さんに出馬を要請した革新都政をつくる会のホームページが新しくなりました。ぜひご覧いただき、「新しい福祉都市東京」をつくりあげるために力を合わせましょう。
最後に、副実行委員長の古川さんからあいさつ。「命と健康、そして学びの保障」が共通したテーマだったと語り、「医療費負担ゼロ」と「学びは無償」というのが世界基準ということが、自治学校の分科会を通じて明らかになったと。「きょうからがはじまりである」という結びの言葉にこたえ、しっかりと自治育てをしていきたいと思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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