日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

都立高校の「地毛証明書」についての調査を行いました

2021-02-22 | 東京都政・都議会のこと

 日本共産党都議団は、都立高校の地毛証明書について調査を行い、その結果について記者会見を行いました。

 「地毛証明書」とは、生まれつき髪の色が明るかったり、くせ毛(パーマ)がある場合に、地毛であることを証明するよう求められる書類です。頭髪指導を行う学校で提出を求める場合があり、その実態について調査を行いました。

■調査結果の概要

 調査結果全文はこちら→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2021/0222_2721

 私たちの調査では、都立高校全日制177校中、79校(44・6%)で「地毛証明書」(「地毛届」など名称は様々)があることがわかりました。

 髪の毛の色を登録する、「地毛証明書」を出した生徒のみ誓約書を書かされる、学校が許可するなど、驚く中身が多かったのも特徴です。

 都教委は「誤って指導しないため」に地毛証明書の提出を求めると言いますが、人権の視点から課題があることが明らかになりました。

 また、都教委は、提出は「任意」だと言いますが、多くの学校で入学式前後に提出を求めています。入学する生徒や保護者はにとっては、学校に入学するための前提条件と受け止められる可能性があり、実際に「目をつけられたらどうしよう」「出さないと不安になる」という声も寄せられました。

 「任意」としていた学校は79校中5校でした。

 しかし、任意としている学校であっても、『カラースケール』5を超えている入学予定者は…入学式までに改善してきてください」「地毛届提出予定者は…入学式に提出してください」と、黒染めするか、地毛届を提出するかの二択しかない状況も見られました。

■地毛証明書はなくすしかない

 地毛証明書は、人権の視点からなくす必要があります。実際に、愛知県では、これまで地毛証明書の提出を求めている学校がありましたが、愛知県教委が、校長会で「人権に配慮したものにしてください」と依頼を行い、その結果、多くの学校で地毛証明書の提出がなくなりました。

 人権に配慮する視点から、見直しの判断をしたということです。

 人権というのは、他者の権利に踏み込む場合に制限をすることができると考える必要があります。

 憲法13条には「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」とあり、この視点からも他者の権利侵害になるもの以外は、制限してはならないと思います。


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「架け橋」2期目へ

2021-02-19 | 日々思うこと、考えたこと

■「架け橋」2期目へ

 町田市で史上初の日本共産党都議となってから3年半。「池川さんが都議会に行って、隔週のニュースも発行してくれて、都政が見えるようになった」という声も。ニュースの名前は「都政への架け橋」。市民と都政の架け橋になれるよう力を尽くしてきました。

 23区では当たり前の中学校全員給食。町田市は家の弁当か学校のデリバリー弁当を選択する方式です。前回都議選で中学校全員給食を公約に掲げ、都議会でも質問してきました。中学生や保護者の声が重い扉を開き、小学校と同じ中学校全員給食の実現に向けて動き出しています。

 「ツーブロックの髪型はなぜダメなのか」―。きっかけは、中学生や高校生、美容師さんの声。子どもの権利を尊重しようと、理不尽な校則の改善について質問した動画は645万回再生されました。その後、高校生が校則改革に動き、校則でツーブロックが認められた例もあります。

 市民の声と議会での論戦が一体となれば、必ず変えられる。これが1期目の確信です。暮らしに役立つ都政に変えるため、なんとしても2期目に駆け上がる決意です。

 (2021年2月17日「赤旗」に掲載)


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市民とつながる、都政につなぐ──池川友一活動報告ニュース「都政への架け橋」(第106号)

2021-02-17 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 「池川友一活動報告ニュース 都政への架け橋」の第106号ができました。

 今週のニュースは、

  • 高齢者の補聴器購入費助成条例を提案します!
  • ジェンダー平等、東京からすすめる
  • 都議会で小池知事に質問します

 について、記事を書いています。

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若者のことは若者と決める──都政に若者が直接参加する条例を提案します

2021-02-15 | 東京都政・都議会のこと

 若者のことは若者と決める──都政に若者が直接参加する条例を提案します。

 東京都青少年問題協議会は、「東京都子供・若者計画」 の改定やSNS を通じた性被害から青少年を守る方策、生きづらさを抱える若者の社会的自立に向けた支援などについて、意見を答申してきました。

 ところが、若者(青少年)から委員を選出していません。

 私たちの条例提案では、若者ゼロ枠を、若者6枠にします。

 若者政策については、共産党都議団としても深めてきましたが、ポイントは2つあると思っています。

  1. 若者が政策決定の場に直接参加できる(影響力を行使できる)こと
  2. 若者が自主的な活動を行うための財源措置をすること

 今回の条例提案は、前者ですが、当事者参加を行うことについて議論を深めていきたいと思います。


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きこえの支援 都議会でひらく── #町田 初の共産党都議。#池川友一 の3年半【パンフレットができました。ご一読いただければ幸いです】 #都議会 #共産党都議団

2021-02-08 | 学んだこと、政策のこと

 「聞き返しが多い。トンチンカンの返事やTVをみても理解できないことがある。この生活から脱却したい。」「人の言っていることがわからないために、誤解を生じる。電話はきこえない。すべてにつらい。」

 切実な声が次々と寄せられています。

難聴は認知症の要因に…

 認知症のリスク要因のうち、35%は予防可能だという研究があります(※注)。そのうち、もっとも高いのが9%の難聴で、喫煙や糖尿病よりもリスクが高いとされています。また、厚労省の新オレンジプランでも難聴は認知症の要因の一つとしています。

 (注)国際アルツハイマー病協会会議・ランセット国際委員会(2017)

原点は困ったというつぶやき

 池川さんが質問したきっかけは、「困っている」というつぶやきです。活動報告ニュース「都政への架け橋」の難聴と補聴器の記事は大きな反響がありました。さらに、コロナ禍のマスク着用で口元が見えず、きこえの支援の重要性がましています。

浮かび上がった2つの問題点

  1. 高額で買うことができない。
  2. 買ったけど使っていない。

 党都議団のアンケートでは、平均購入費は27万円(片耳購入のみも含む)。きちんと調整されていない補聴器がタンスの肥やしになっているケースも。→議会で質問

学習会を開催

 2019年11月に、共産党都議団は、「高齢期のきこえの支援を考える」を開催。この問題の第一人者である慶應義塾大学の小川郁教授が講演。東京都医師会の尾崎治夫会長などがあいさつしました。池川都議は、共産党都議団を代表して取り組み報告。都内各地の運動を広げる力になっています。(参考:https://blog.goo.ne.jp/u1_ikegawa/e/a94fe7560833d8ca436aeb384d2b8afa

■池川都議の質問で都の認識が飛躍的発展

きこえの支援を推進

(池川)65歳以上の2人に1人が難聴。難聴が生活の質を低下させ、認知症のリスク要因に。高齢社会における聞こえのバリアフリーの重要性についての知事の認識を伺う。

(小池知事)多くの高齢者にとって難聴は身近な問題。必要な情報を容易に入手できる環境の整備を進めていくことは重要。今後とも、高齢者の聞こえの支援を推進していく。

早期からの使用有効

(池川)補聴器は難聴が進行してからの使用ではなく、なるべく早く使用することが必要。聴力低下がみられる方への早期からの補聴器使用の重要性について、認識を伺う。

(福祉保健局長)聴力低下が見られる方にとって、早期からの補聴器使用は、日常生活の質の向上を図る上で有効なものと認識。

調整とトレーニングが重要

(池川)補聴器を調整するフィッティングと脳が補聴器の音に訓練され音を聞き取れるようにするトレーニングを一体的に行うことが必要。調整を行う重要性の認識を伺う。

(福祉保健局長)聞こえ方に応じて調整を加えるとともに、適切に調整された補聴器でトレーニングを行うことが大切であり、調整は重要なものと認識。


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