「戦争法廃止を求める統一署名」に引き続きとりくんでいます。
個人的に考えたいと思った二つのことを書き記しておきたいと思います。
一つは、「5野党共闘」が強烈なインパクトを持って受け止められ、昨年から「戦争法」の問題で考え、行動してきた人たちの背中を押しているということです。
もとはと言えば、市民運動の中から「野党は共闘」という強いメッセージが発せられ、野党各党がこれらの声に呼応して国会前をはじめとするたたかいに参加をしてきたわけですから、今回の決断(判断)は「遅すぎた」という思いを持っている方もあるかもしれません。
私が直接お話をした方の中にも「やっと前に進んだ」と感嘆の声を寄せてくださった方、「こういうのはタイミングが大事で、参議院選挙まで射程距離に入った素晴らしい時期の合意だ」という声もありました。
さらに、署名活動を地域でコツコツと積み重ねている姿勢そのものをとても評価してくださった方もありました。
一見、変化がないように思える瞬間もあるかもしれませんが、着実に野党と市民とのキャッチボールが成立し、そのことが希望となっています。
二つは、対話の入り口という問題です。
当たり前のことかもしれませんが、「戦争法廃止の署名でおうかがいしました」のような声掛けでお訪ねします。
しかし、「安保法制、戦争法、憲法違反」と言っても、「よくわからない」という声も少なくないということです。時には、「私は関わりたくない」「関係ない」という声も返ってきます。
私が大切にしたいと思っているのは、相手の状況に合わせながらですが、こうした方々との対話を重ねたいということです。
「あなたは安保法制に賛成ですか、反対ですか」と聞かれたときに、「反対」という人たちの意思を署名という形に示していくことと同時に、「わからない」という方々との対話を通じて今回の法律の内容をお話していくことがカギだと考えています。
中には、「賛成だ」と話をされていた方が、しばらくお話をする中で「そんな危険があるとは知らなかった」「改めて考えていきたい」と表明してくださることもあります。
対話の入り口でシャットアウトとならないような、取り組む側の心構えが大切だと感じています。
4月25日が〆切ですが、それまで試行錯誤しながら、対話を積み重ねていきたいと思います。
とりくみ方でヒントがありましたら、ご意見をお寄せください。
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