都議会決算委員会で、東京医師アカデミーについて質問しました。
東京医師アカデミーは、都立病院と公社病院で行われている臨床研修医制度です。
発足した時、当時の川澄病院経営本部長(現副知事)が、次のように発言されています。
医師の数は全体的には増えているのですが、診療科によって偏りがあり、とくに産科、小児科の医師不足が深刻です。ほかにも外科医のなり手が少ないなど、比較的ハードな医療を担う医師が少ないですね。
即戦力を確保するには、ほかから引き抜くしかないわけですが、それは結果的に地方へのしわ寄せにもなりかねません。
そこで東京では集めるだけでなく、育てていこうと、「東京医師アカデミー」という臨床研修医(レジデント)の研修制度を立ち上げました。
とても重要な発想だと思います。
さらに、東京都長期ビジョンや「都民ファーストでつくる『新しい東京』~2020年に向けた実行プラン~」には、「東京医師アカデミー修了生に対し、医師が不足する地域の公立病院への就業支援を行うなど、公的医療機関との連携体制を構築する」という位置付けを持っています。ここが大変重要です。
昨年度まで都立病院では423人が修了、公社病院では55人が修了しています。そのうち、修了後に都立病院を除く都内の公立病院に就職したのは31人となっています。
私の質問に対して、東京医師アカデミーの修了生に対して 医師が不足する地域の公立病院への就業支援を行うなど、公的医療機関との連携は必要だと答弁がありました。
(写真は長島可純さん撮影。写真の無断転載、二次利用はご遠慮ください)
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