きょうはドタバタした一日でした。
朝から党内の会議へ行き、野津田陸上競技場問題や公園駐車場有料化をはじめとする行革の内容について話をさせていただき、次は第5回町田学童保育研究交流会へ。
◆「子どものことばとこころを育てる」
全体講義は、小松崎進さんの「子どものことばとこころを育てる」。とてもすてきなタイトルです。以前から絵本、読み聞かせには関心がありましたが、息子が生まれたことで関心のステージが上がったところでタイムリーな講演でした。いくつか、印象に残ったことばを紹介します。
「子どもは集団の中でこそ育つ」──小松崎さんが、実践を通して確信にしているととして語っておられましたが、これは子ども会少年団をやっていた私もまったく同感です。集団の中で「違い」を認め合い、自分らしさを発揮できるようにしていくことが、子どもの成長にとって欠かせないものだと思います。
「ことばはこころを育てる母乳」──これは、宮川ひろさんという方のことば。ことばの生命力について、語っておられましたが、とりわけ小さいときに出会った本はとても重要だというのです。私も自分を振り返ってみれば、母からよく読み聞かせをしてもらっていたような記憶があります。その後、本を読むのがあまり得意ではなく、大学に進学してから吹き出すように本を読み始めたのは、あのころの体験があるのではないかと思わされました。
小松崎さんなりの本の選び方、本を読むコツなどもお話があり、参考にさせていただこうと思っているところです。
作品展に飾られていたセミの抜け殻で作ったセミ。なかなかの出来栄えです。
◆石巻物産展交流イベントとまちカフェ
ぽっぽ町田で開催されていた、石巻物産展交流イベントに立ち寄らせていただき腹ごしらえ。「希望の石巻焼きそば」と「独逸屋さんのミネストローネ」をいただきました。石巻焼きそばは、目玉焼きがのった焼きそばにあと掛けソースが特徴のおいしい焼きそばでした。
「石巻を盛り上げよう」「被災地を盛り上げよう」という方々の活動を支援することが大きな仕事です。同時に、現在も貧弱な仮設住宅に住み、希望が見えないという方々に対して政治が果たさなければならない役割がいまほど求められているときはないと思います。
そこから、町田市民フォーラムでおこなわれている「まちカフェ」へ。昨年も参加をさせていただきましたが、一つのイベントを通して市民活動団体のつながりを意識し、それを発展させていく大事さを感じるものになりました。
いくつかのブースで丁寧に説明をいただき、人の心を動かす一つは熱意であることも再確認したところです。
◆まちだ市民自治学校「看護師不足の中で何が起こっているか」
次に向かったのは、まちだ市民自治学校の分科会「看護師不足の中で何が起こっているか」。この学習会には、どうしても参加をしたい理由がありました。それは『看護崩壊 病院から看護師が消えていく』(アスキー新書 2011)の著者である小林美希さんが講師だということです。この『看護崩壊』、その内容は壮絶です。しかし、問題の根本にあることは、私たちと関係のない看護師だけの話ではなく、私たちの暮らしや健康の問題とも大きくかかわっているのです。
他にも、『ルポ“正社員”の若者たち―就職氷河期世代を追う』(岩波書店 2008)、『ルポ 正社員になりたい―娘・息子の悲惨な職場』(影書房 2007)など、働き方の問題についての著書も読んでいたことがあり、非常に楽しみにしていたところですが、聞くことができて本当に良かったと思います。
ここで詳しい内容を、紹介することはできないので著書を読んでいただければと思いますが、「世界の流れは労働条件を上のラインに合わせていくのに、日本は下にそろえていく」という話は非常に印象に残りました。
また、町田市民病院で働く看護師さんから実態の報告があり、外からはわからない現場の生々しい声を我がこととしてとらえなおしていくことが必要だと思います。
市民病院でも、患者満足度調査だけでなく、働く人の満足度調査をやってはどうでしょうか。
小林さんの新著『ルポ職場流産 雇用崩壊後の妊娠・出産・育児』(岩波書店 2011)を購入し、学習会の後は、町田民主商工会の新年会へ参加をさせていただきました。商店のみなさんからは「消費税が10%になったら、やっていけないところが増大する」というお話、「こうやって商売を盛り上げていきたい」というお話をうかがい、地域ネットワーク、コミュニティとしての役割を勉強させていただきました。
その後もドタバタとした一日で、さっきひと段落をしたところですが、一つひとつきちんと咀嚼し、消化をして、今後の活動に生かしていきたいと思います。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
┗╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【事務所】
〒195-0061 町田市鶴川5‐10‐4
電話・FAX/042(734)1116
メール/up1@shore.ocn.ne.jp
※無料のなんでも相談、法律相談もおこなっています。なんでもお気軽にご連絡ください。