29日。文教社会常任委員会で2つの懇談がありました。一つはNPO法人東京養育家庭の会(多摩みどり支部)。そしてもう一つは法人立保育園協会です。それぞれ、非常に有意義で中身の濃い懇談でした。
はじめは、養育家庭の会。養育家庭とは、家庭で暮らすことができない子どもを、養子縁組を目的とせずに、一定期間養育していただく家庭のことです。現在、町田市では21家庭が里親として、さまざまな事情から親といっしょに暮らすことのできない子どもたちを支援されているとのこと。
現在、町田には児童相談所はありません。町田、八王子、日野の3市を八王子児童相談所が管轄しています。だからこそ、緊急のときには片道1時間以上かかる八王子児童相談所に行くのも、来てもらうのも一苦労です。「町田に児童相談所がほしい」というのは、関係者のみなさんの願いです。
また、児童相談所の職員の体制を拡充してほしいという声もだされました。昨今の虐待もあり、体制強化をしていくことは私自身も必要だと思います。また、市議会での一般質問でもとりあげましたが、町田の子ども家庭支援センターとの連携も重要ではないでしょうか。
懇談の中では、虐待の連鎖の問題もテーマになりました。親が虐待を受けていたケースが非常に多く、ある子どもが里親さんの家庭に来た時に「お父さんはなんで暴れないの?」と話していたというお話も。家庭のカタチは、やはり自分の育った環境以外わからないということなのだと思います。
現代の子どもたちを取り巻く状況そのものが、非常に厳しい状況の中ですが、そのことは里親のもとにいる子どもたちにとってはさらに厳しい状況です。とりわけ、頼る先がない、つながりがないことで、自立をしていくということが困難です。ここは政治の力が必要なところだと、強く感じましした。
「里親をしていてよかったと思うときは」という質問には、それぞれ泪のエピソードが。実子との葛藤、暴れる子どもとの格闘など、「大変なこともあるが、うれしいこともたくさんある」とエネルギッシュに語る姿にこちらもうれしい気持ちになりました。
お知らせ~養育家庭体験発表会
とき●11月8日(月)14時~
ところ●町田市民フォーラム
※問い合わせは、町田子ども家庭支援センターか八王子児童相談所まで。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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