大相撲九州場所初生観戦から40年

　今から40年前の今日82年11月22日に福岡国際センターで行われて
いる大相撲九州場所を父母と祖母と一緒に初めて生観戦した。

　この年の4月から福岡市内で修行を始めたのだが、これまで家族は
大相撲を生観戦した事がないという話だったので10月4日に前売りを
買いに行くと発売3日目にして2番目に安い升席が1枚のみしかなかっ
たので何とか購入。

　昼過ぎに両親と祖母と待ち合わせ国際センターまで行くと2番目に
安い席だったにも拘わらず意外に力士達が大きく見えるわけで迫力
があったし、後方の4列しかない椅子席を購入してもしっかり見る事
ができる事を実感。

　土俵上では幕下力士の取り組みが行われていたのだが、観客はロ
ビーあたりに集結しているので不思議に思っていたら幕内力士達が
来場するのを待っていたのだ。

　特に朝潮は大人気で‘頑張れ、アルギンZ’などと声援を受けていた
のだが、さすがに十両が始まると多くの観客が席についていたもの
の重量終了直前になると土俵入りする前の幕内力士達が花道の奥に
集結しており私もそこで身近に見る事ができた。

　ちなみに支度部屋を外から当てずっぽうで撮ると、何と一番奥の
横綱・北の湖が写っていたのには驚いた。

　やがて中入り後の取り組みが始まり九州出身力士への声援は凄ま
じく特に若島津が出て来ると場内大歓声で、この一番がメインイベ
ントではないかと思われる雰囲気の中で舛田山に勝って更なる大盛
り上がり。

　その後は北の湖や千代の富士ら両横綱は揃って勝ち、弓取り式ま
でしっかり見て福岡国際センターを後にした。

　余談ながら大相撲観戦は年配者ばかりというイメージだったが意
外に若い観客も多く、生観戦しているとTV観戦だと退屈な仕切りが
むしろ面白く感じたのだから驚いた。

　これに味を占めて翌年から1人で毎年観戦する事にしたわけである。