今年の夏の高校野球福岡県予選の組み合わせが昨日決まった。
昨年はプロ入りした2人を擁する大型チームの九国大付だけで
なくプロ注目投手がいた西日本短付や東福岡なども強く九国大付
はベスト8で西短、ベスト4で前年代表の自由ヶ丘と当たる厳しい
ブロックを勝ち抜いての出場だった。
今年は春夏連続出場を目指す九産大九州を軸に昨夏の代表校の
九国大付や飯塚に東福岡、福工大城東あたりが有力と思われる。
昨秋の九州大会でベスト4、今春の九州大会準優勝の九産大九州は
初戦で敗れたとはいえ選抜にも出場しているので優勝候補筆頭とも
言えるが、福岡県代表の春夏連続は平成以降では98年の東福岡や
00年の柳川に11年の九国大付の3校のみ。
98年の東福岡は優勝候補の一角に上がる大型チームだったし00年
の柳川はベスト8、11年の九国大付は準優勝と基本的にベスト8以上
の実力を持つチーム以外はないので初戦敗退した九産大九州はどうか。
飯塚は春の九州大会で興南に勝ってベスト8に入りNHK旗では九産
大九州に勝って優勝しているのだが、毎年記すようにNHK旗の優勝
校は98年の東福岡以外は甲子園に出場してないので むしろ不吉な
結果だ。
連続出場を狙う九国大付は昨夏甲子園で投げた富山や6番の山本など
メンバーが残っており、春の九州大会でもベスト4に進出している
のだが2年連続出場は98&99年の東福岡以来ないというジンクスを
破れるか。
また監督采配がネックでポカが多い東福岡や地力があるのに力を
発揮できない福工大城東なども勢いに乗ると甲子園に届く可能性は
ある。
組み合わせを見ると順当に行けばベスト16で九産大九州と飯塚が
対戦するし勝者はベスト8で福工大城東、ベスト4で東福岡と対戦
だから厳しいのに対し九国大付は他の‘4強'と決勝まで対戦が無い
のがどう影響するか。
ただ昨年は東福岡が今年の九国大付と同じような決勝まで強豪と
の対戦がないパートだったにも関わらず、ベスト16で東筑に不覚を
取っているので油断は禁物だろう。