昨日の深夜OAされたウルトラゾーンの特撮ドラマ・東京ジュラ紀が後編だった
ので大いに楽しみにしていた。
前編では故・実相寺昭雄夫人の原 知佐子演じる老婦人・白石深月が4人の
探偵を呼んで‘アカンバロの瞳’というオーパーツを怪盗・赤い色から守って欲
しいという依頼をするのだが、何と探偵の1人・暴君探偵の浦賀ケンの正体が
ガッツ星人だったというところで終わっていたのだ。
確かに冒頭でテレスドンが登場しオーパーツがある部屋の付近を暴れていると
いうようなムードだったのが浦賀ケンは‘アロンが現れた’と言うので怪しいな
とは思っていたのだが まさかテレスドンにガッツ星人の組み合わせとは思わな
かった。
ただしガッツ星人は女子高生探偵・仲谷マユの人工ダイヤモンドで作られた
特殊繊維の糸のヨーヨーに捕らえられる。
そして外でアロンとテレスドンが戦い‘無敵’のガッツ星人から操られるアロンが
優勢に戦いを進めていたが、何とエレキングが登場してアロンと戦い倒してしまう。
実はサングラスをしている西園寺探偵はテレスドンを操る地底人で仲谷マユの
正体はエレキングを操るピット星人だという事を白石婦人が見破るのだが、この
キャラ分けや白石婦人が西園寺のサングラスを外すと目がないという演出は見事。
白石婦人は怪獣特捜隊の元隊員だったというオチ。
アカンバロの瞳を地球侵略を狙う宇宙人や地底人が狙っているのに気付き、
その状況を逆手にとって3人を密室に閉じ込めて防衛軍が集結していたという
もの。
ただし松原探偵に化けた怪盗・赤い色がアカンバロの瞳を‘宇宙人でも地底人
でもなく本当に恐ろしいのは人間の欲望’と言いながら封印を解くと怪獣達が次々
に出現。
アカンバロの瞳の力は地球に眠る怪獣達を一斉に呼び覚ます力だったのだ。
その力に呼び覚まされた怪獣達が出現して暴れ始め、まるで恐竜時代に戻った
みたい・・・な状況で終わる。
思えば地底人の設定を考えたのは白石婦人を演じた原 知佐子の夫・実相寺
昭雄だったのだから、サングラスを外すと目がふさがれているという描写や暴れる
テレスドンを‘地上を踏み潰せ’と言うセリフもオリジナルで使われていたのだから
原 知佐子の起用は大正解だったわけで 今回も期待を裏切らない素晴らしい出来
だった。