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こーじ苑
プロで大成する打者と甲子園で活躍する打者
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/fullcount/sports/fullcount-1280508
今年の日本プロ野球はマリーンズの佐々木朗希のパーフェクトに
始まり、最近はスワローズの村上宗孝が13日の神宮でのジャイアン
ツ戦で2本のHRを放ち遂に王貞治の日本人年間最高55本に並び3冠
王を獲得する勢いの大活躍が話題を呼んでおりいる。
面白いのが村上は九州学院時代の15年夏に1年生で4番を打って甲
子園出場しているのだが、どれだけ打ったのかと調べて見ると石川
の遊学館相手に4打数ノーヒットに終わっていた。
翌16年から熊本は2年間秀岳館が4季連続出場したばかりか17年春
まで3季連続ベスト4に入っており、そのあおりを受けて九州学院は
甲子園出場できず村上が甲子園でリベンジする機会はなくなったの
だが甲子園で大活躍しプロ入りという選手ではなかった。
プロでは清原和博や松井秀喜のように甲子園で打ちまくってプロ
入りし活躍するケースと、甲子園でほとんど活躍できずプロに入っ
てブレイクする選手に甲子園で大活躍したもののプロではパッとせ
ずに終わるケースがある。
個人的に印象深いのが75年春と76年夏に甲子園出場した柳川商の
立花義家と末次秀樹の2人で、75年春には2年生で後にJrオールスタ
ーでMVPを取る加倉一馬を3番に立花が4番&末次が5番。
76年夏は立花が1番で末次が4番を打っていたのだが末次は2試合
で8打席連続ヒットを含めた9安打と大活躍しているのに対し、立花
が打ったのは3年夏の初戦の第1打席にボテボテの内野安打1本のみ。
当時解説していた光沢毅氏は「立花君は振りすぎですよ、むしろ
末次君のようにミートに徹する打撃をしないと」的なコメントをし
ていたのが印象深かった。
2人は共にドラフトで指名されるが立花はライオンズのドラフト
1位で1年目から3番を打ったりした一方、末次はファイターズ3位
指名されながら中央大に進学し社会人を経て柳川や自由が丘に真
颯館の監督を歴任している。
Numberのコラムによると村上が在学中の坂井宏安監督は内野フ
ライになって構わないので、球にスピンをかけて飛ばすイメージ
で打つようにとフライボールヒッターに育てたらしい。
こういう教えを聞くと将来上のカテゴリーでクリーンアップを
打てるタイプの育て方だが、甲子園で勝ち進むには少し大変かも
しれない。
つまり柳川でも立花はしっかり振る事を教え込まれて過ごした
のではないかと思うし、その代償として甲子園で勝ち進めなくて
も覚悟の上という事なのだろう。
それを考えると甲子園で勝ち進みたい選手と上のレベルで活躍
したい選手では、別の高校を選んだ方がいいのではないか。
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今や私立高が多いので甲子園で活躍するか、将来のスター選手を生み出すのが目的のどちらかでしょう。
そこが学校の方針になるのではないでしょうか。