ミラーマン25話：怪獣を呼ぶ妖精少女

　今回のEPは害虫特集で、次回以降に準備されたSGM全滅編などの大作が
始まる前の箸休めのような趣がある。

　なんといっても当時CMに使われていたハエブーン・ゴキブラー・モスゴジラと
いうハエ・ゴキブリ・蚊の等身大怪獣が登場するわけで、この3体と巨大怪獣
ダストパンまでが出るという数だけは賑やかな作品だ。

　少女・すみれの夢の中で3体の害虫怪獣が現れ鳥かごから鳥を逃がそうと
して目が覚めると飼っていた鳥が死んでおり、それ以来デパートの屋上にある
ペット売り場の鳥や朝子の鳥を逃がすという奇妙な行動を取る事になる。

　実は すみれがデパートの屋上で鳥を逃がした時にゴキブラーが朝子の鳥を
逃がした時にハエブーン、そして小学校で鳩を逃がした時にはモスゴジラが
現れて警官隊に射殺されていたのだ。

　これらの害虫怪獣は調査の結果宇宙線のエネルギーで突然変異したもので
インベーダーが大量の巨大害虫を発生させようとしていると予想され、すみれ
が鳥を逃がす理由も基本的に鳥が害虫の天敵だからというもので彼女には
予知能力があると京太郎は推測する。

　そこで京太郎は すみれの予知能力を利用して山奥の石切り場にあるイン
ベーダーのアジトを突き止めるが襲撃を受けて すみれが人質になってしま
い、害虫怪獣を操っていたインベーダー4人が合体してダストパンに変身した。

　京太郎はミラーマンに変身してシルバークロスでダストパンを倒し、すみれ
も駆け付けた村上と藤本に救出されるのだった。