ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
09夏の甲子園・第3日
いよいよ今日の第4試合にファン注目の花巻東が登場する。
選抜の準優勝校だが選抜でベスト4に入ったチームで唯一夏に出場して
いるのが花巻東だから、ある意味 今大会の主役である。
しかも対戦相手は選抜のファイナルで敗れた清峰に長崎県予選で勝った
長崎日大というのだから、大会前から話題になっていたカードだ。
共に夏は2年ぶりの出場だが長崎日大が8度目の出場で前回はベスト4
まで進出しているのに対し、花巻東は夏の甲子園では 勝ってないので夏の
甲子園の実績としては長崎日大の方が上ではある。
第1試合:関西学院 7-3 酒田南
70年ぶりの関西学院に対し ここ数年 山形から最も多く出場している酒田
南の対戦で酒田のエース・安井は予選全試合を無失点で勝ち進んでいた
ので むしろ酒田南に関西学院が挑戦する立場だと思っていた。
2回までランナーを出しながら点を取れなかった関西学院だが 3回に
1番がヒットで出塁すると3番と5番の2ベースで2点を先行し、面白い展開に
なってきた。
酒田南も その裏に1アウトから3ベースが出るものの得点できなかった
が、1アウト1・2塁から1塁への内野安打とタイムリーで追い付く。
4回・5回と安井が立ち直り3人づつで討ち取っていたので、そのまま酒田
南ペースになると思いきや関西学院は6回に2アウト2・3塁から8番のタイム
リーで再び2点を勝ち越す。
7回に先頭の8番がレフトへ3ベースを放ち野手がもたついている間に
一気に還り1点差になるが、8回に関西学院は2アウト1塁から 9番がヒットで
つなぎ1番の2ベースでダメ押しの2点を追加。
更に9回にも3ベースで決定的な7点目が入り7-3で関西学院が逃げ切った。
継投で勝ってきた関西学院だが先発の新川を3回1アウトで山崎にスイッチ
したのには驚いた。
その山崎が酒田打線に3点取られたとはいえ、4回以外はリズムよく投げて
いたし打線が13安打の猛攻で援護したのも大きい。
第2試合: 龍谷大平安 1-5 中京大中京
古豪同士の対戦だが選抜ベスト8の中京が やや有利かと思われた一戦。
中京は1回裏から平安の先発左腕の縄田を攻め、先頭打者の2ベースを
足がかりに1アウト3塁まで攻めるが無得点。
しかし2回に6番の3ベースから3本の2ベースを含む6安打を浴びせて
5点を奪い縄田をKOする。
代わった右腕の出村は代わりばなにタイムリーを打たれたものの、 3回
以降は中京打線を4安打に抑える好投で味方の反撃を待つ。
平安は1回にヒットとバントに三盗と堂林を攻めるが4番が打ったセンター
前に落ちるかという打球をセンターのファインプレーで阻止された。
だが5点を失った直後の3回表に1アウト2塁で1番のピッチャーゴロで飛び
出したものの堂林の悪送球で1・3塁とチャンスを広げ2番の併殺崩れで
1点を返す。
しかし以後は5回以外毎回ランナーを出しながら例えば4回のノーアウト
2塁ではライト前ヒットと思われた打球が1塁ライナーになるなどランナーが
2塁に釘付けで追加点を挙げられず後半は やや押し気味に試合を進め
ながら そのまま1-5で敗れた。
ヒット数は平安7本に対して中京は11本だが、中京の11本中半分の6本
が 2回に集中しているのを見ると集中打の違いが出たような気がした。
第3試合:伊万里農林 2-6 横浜隼人
佐賀大会決勝で逆転サヨナラで佐賀商を破った伊万里は1回に1・2番の
連打でノーアウト1・2塁とするが、3番のバントが転がらずキャッチャーゴロ
になり2塁ランナーがアウト。
ここで4番がレフト前に打ち返し1アウト満塁とするが5番が3バントスクイズ
失敗、6番も内野ゴロに倒れ先制ならず。
3回にも1番が2ベースで1アウト3塁と攻め立てるが3・4番が倒れて先取
点を奪えない。
バントをしない隼人は1回に先頭打者が2ベースを放つが後続なく、2回
には先頭打者がヒットで出塁しながら盗塁失敗と流れを掴めない。
しかし5回にヒットと四球でノーアウト1・2塁から7番がライト前に打ち返
して先制すると、なおも2・3塁から2塁強襲ヒットで3-0とリードを広げる。
6回にも先頭打者の2ベースと2安打に相手エラーも絡めて この回も3点を
取って6-0と大量リードを奪う。
その裏に伊万里は相手エラーからチャンスを掴むと2安打で1点を返し、
更に暴投で2・3塁として6番の犠牲フライで6-2と追い上げる。
しかし7回以降 9回以外は連打が出ずに反撃ならず。
結局 5回と6回の横浜隼人のバントをせずに たたみかける猛攻を見ると
予選で横浜に勝ったのがフロックではないと思えた。
第4試合:花巻東 8-5 長崎日大
1回表に先頭打者がヒットで出塁して2アウト3塁まで攻め立てた長崎は
2回に2アウトから7番がHRを放ち先制する。
5回まで長崎打線は菊池からホームランを含めた3安打を放ったのに対し、
花巻打線は5回まで長崎のエース・大瀬良から3安打に抑えられ5回に1アウト
2塁があっただけ。
6回表に長崎は2アウトから死球で3番が出塁すると4番がレフトに流した
2ランを放って3-0と差を広げる。
花巻は その裏に先頭打者が歩くと3塁前のバントが内野安打となって
チャンスを広げると、バントで1アウト2・3塁から4番の内野ゴロと5番の 2
ベースで2点を返して1点差。
更に6番のセンター前に抜けそうな打球はショートのファインプレーに阻
まれる。
7回に長崎は内野安打とヒットでチャンスを掴むと送りバントとスクイズで
1点を追加し4-2にすると、その裏の花巻は先頭の7番がヒットで出て 8番の
バントヒットでチャンスを広げ1アウト2・3塁で代わった寺尾から1番がセン
ター前に打ち返して1点差にし ダブルスチールで遂に同点とする。
追いつかれた長崎は8回に先頭の2番がフルカウントからレフトへ勝ち越し
HRで5-4とすると、1アウト後に短長打で2・3塁と菊池を攻め立てるがスク
イズの打球を菊池が絶妙のグラブトスで刺し1点で止める。
その裏4番がヒットで出塁すると5番が追い込まれながら死球でノーアウト
1・2塁。
ここでライトから大瀬良が戻るが6番のバントを大瀬良がミスして満塁から
7番の走者一掃の2ベースで逆転すると9番のスクイズでトドメを刺した。
5回までは投手戦、6回以降は点の取り合いと野球の醍醐味を堪能できた
一戦だったが、大瀬良が前半飛ばしすぎて6回以降ペースダウンした感が
強い。
長崎も菊池から3本のHRを浴びせたが8回に1アウト2・3塁からスクイズを
失敗して6点目を取り損ねたのが終わってみれば響いた。
それにしても花巻打線のプレッシャーに絶妙のバント攻めは凄い。
1アウト2塁になるはずが内野安打になって1アウト2・3塁が2度でき、
それがことごとく得点になったのだから凄い集中力だ。
バントをしない横浜隼人戦が今から楽しみになった。
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中京の詰襟好きだったんですけど。大藤監督の頃、熱く応援していました。
平安の変わらぬユニフォームが嬉しい。
中京打線のパワーは驚異的と思いましたが、2番手に代わってからは鳴りを潜めました。やはり縄田投手は研究され尽くしていたんでしょうか。
2本の被弾の菊池雄星、初戦敗退なのかと外出。帰ってみると見事な逆転勝利。
今後の活躍が楽しみになってきましたね。
共に大学付属校になってましたね。
とはいえ平安は殆どデザインは変わってませんから
私も嬉しいです。
中京は97年の選抜準優勝の頃に選手達が伝統を変えるために現在のデザインに変えたようですよ。
花巻は記しているように菊池のチームではないですね。
総合力が素晴らしいです。