高校野球を見ながらの複雑な気分

　夏の甲子園は今日が大会3日目。
　第4試合で選抜準優勝校の花巻東が登場し、選抜の決勝で花巻東に
勝った清峰を倒して出場してきた長崎日大と対戦した。

　選抜のベスト4で夏にも出場したのは花巻東のみで、みちのくの豪腕・
菊池が何といっても大会の目玉という事で かなリ盛り上がっていた。

　私は九州人だから当然 長崎日大を応援するべきなのだが、ちょっと
複雑な気分になる。
　というのも花巻東の野球が凄くレベルが高く、面白いのだ。

　この試合の勝者が第3試合で勝った横浜隼人と対戦するのだが、横浜
隼人もバントを殆ど使わないという魅力的な野球をするので花巻東との
対戦を見てみたい気もする。

　更に3回戦では東北や日大三あたりと対戦しそうなので、長崎日大が
戦うよりは花巻東が戦った方が面白い試合が見られそうなのだ。

 　実は98年の夏に3回戦の残り3試合の時点でベスト8の組み合わせ抽選が
行われ、PL学園と佐賀学園の勝者が横浜との対戦が決まった事があった。
　九州の代表としては佐賀学園が最後の1校だったので本来なら応援しない
といけないのだが、正直言って殆どの高校野球ファンは選抜で横浜を あと
一歩まで追い詰めたPLとの再戦を見たいのでは？と思っていた。　

　今大会は、ある意味で花巻東が主役だから最低でもベスト8には残って
もらわないと、大会が盛り上がらないだろう。
　そういう意味で長崎日大との試合は見ている私にとって複雑な気分だった。