Jリーグなくばプロ野球は10球団に?

 今から20年前の今日&明日の04年9月18日&19日に予定して
いたプロ野球の公式戦が、史上初のストライキで2試合分中止
になった。

 これプロ野球のオーナーサイドが近鉄とオリックスの合併から
10球団の1リーグ制への球界再編を目指した動きに
対する抗議でも
あり、最終的に近鉄とオリックスの合併は阻止できなかったものの
楽天の新規参入で12球団の2リーグ制は堅持される事になる。

 実はこの時期に球界再編の黒幕である読売新聞が中心となって
10球団の1リーグ制にする必要をもっともらしい理屈で並べ立て、
江川卓や岡田彰布ら理論派といわれていたOB達が球界再編の必要
性を声高に語っていた。

 それを受けてか我が家に来店されるお客さんのうち当時の60代
以上の世代は‘10球団1リーグ制やむなし’という論調だったのに対
して、50代以下の世代は‘球団経営者にやる気がないだけで減らさ
ないといけないのは経営者の怠慢’という意見が多数だったのだ。

 その根拠としてサッカーのJリーグが93年に10チームでスタート
し04年時点で16チームあり、翌05年からは18チームに増やす事に
していたのと比較しても10チームにしないとレベルが保てないと
いうロジックには無理があると思っていた。

 やれ‘少子化による将来の人口減’などを強調するプロ野球経営者
達だったが何の事はないサッカーはチーム数を増やしていたし、
日本より国土が狭いオランダなどもチーム数は1部だけでも18チー
ムで運営している事を考えるとプロ野球を10球団にするべきという
論理は詭弁もいいところ。

 そういった意味でJリーグがなければ無能経営者達のロジックが
主流を占めていたし、10球団の1リーグ制になった可能性が高いの
で個人的にはJリーグの存在がプロ野球を救ったと思うのだ。

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