森保ジャパンのアジア杯準優勝は残念だが・・・

日本 無念の準優勝…カタールに敗れアジア王座奪還ならず

 日本時間の昨夜UAEのアブダビで行われた今年のサッカー・ア
ジア杯決勝で森保一監督率いる日本代表は、カタールに1-3で敗
れ2大会ぶりの優勝を逃した。

 試合は12分にアルモエズ・アリのオーバーヘッドシュートで先
制されると15分後の27分にハティムからミドルシュートを決めら
れ0-2とリードを許し、70分に南野拓実が決めて1点を返すもの
の終盤に吉田麻也がハンドを取られて与えたPKを決められ万事休
す。

 試合前はランキング上位で決勝に進出すると負けなしという過去
のデータや日本が中3日なのに対してカタールは中2日という日程
的なアドバンテージなどからの日本有利というものだったが、日本
とカタールの試合は常に競り合いになっていたし日程のアドバンテ
ージも日本がリードしたり同点で時間が進めばの話で12分の先制
ゴールが日本のアドバンテージをなくした形になった。

 ただ個人的には優勝を逃したのは残念ではあるものの正直言って
ベスト4に残ればいいと思っていただけに、下手に優勝するよりも
準優勝の方が将来に向けた課題が見つかっていいと思った次第。

 正直言ってカタールは22年のW杯開催国という事で3年後に向
けての強化をロシアW杯予選敗退後から始めているわけだが、逆に
言えば次回の予選を戦わないため今回のアジア杯と6月のコパ・アメ
リカはタイトルのかかった貴重な真剣勝負の場という位置付けにな
るだろう。

 一方で日本は森保体制になって半年足らずでロシアW杯メンバー
から新旧交代を図っている中で迎える最初の公式戦だから。チーム
の完成度は当然ながらカタールはおろかイランやサウジなどの中東
勢には劣っているのが現状だ。

 とりあえず森保ジャパンはチーム立ち上げから親善試合では負け
なしで乗り込んで来たしアジア杯でも6連勝で決勝に進出している
一方で、このまま順調に優勝してしまうと04中国アジア杯で優勝し
たジーコ・ジャパンのようにチームの課題が先送りにされてしまう。

 どんな国でもチームの立ち上げから次のW杯まで順風満帆という
事はないし、むしろタイトルのかかった試合で手痛い敗戦を喫する
事がチームとしての課題を首脳陣や選手達が認識するようになる。

 アジア杯が現行のW杯翌年開催になってから今回で4回目だが過
去3大会で優勝した後のブラジル大会ではグループステージ敗退な
のに対し、優勝を逃した後の南アフリカ&ロシア大会ではグループ
ステージを突破しているのは偶然だろうか。

 アジア杯に照準を合わせてきたサウジやベトナムに競り勝ち最強
といわれたイランにも3-0で勝ったものの、次期W杯開催国のカ
タールに完敗したという結果はいいところと悪いところが炙り出さ
れた形なので6月のコパ・アメリカやW杯予選にどこまで生かせる
かに注目していきたい。

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