ヤプールの特色が際立つバキシム編

 今から50年前の今日OAされたウルトラマンA3話バキシム
編は、少年に化けたヤプールが過疎地域の山村の老夫婦宅に
潜り込み暗躍したり3話目にして早くもTAC基地が襲撃される
という贅沢な内容だ。

 最も印象的なのはバキシムが化けた士郎少年が正体を表した
時に‘子供の心が純真だと思うのは人間だけだ’というセリフが
ヤプールの悪魔的な性格を表しており、弱者などの姿を借りて
近付くというのはキリスト教的な感覚で脚本こそ田口成光だが
メインライター市川森一の世界が反映されている。

 この少年に化けた侵略者というのは、帰ってきたウルトラ
マンのプルーマ編で市川森一が扱っていた。

 また空を割ってバキシムが旅客機を襲撃したり山間の村から
富士山麓のTAC基地まで移動するなど、いかにも異次元人が操
る超獣ならではの行動パターンだ。

 一方TAC]ファルコンで少年を訪ねようとする隊員達だが村に
いる間に火を放たれてただけでなくTAC基地が襲撃されるとい
う展開で、搭載しているTACアローで北斗が基地に向かうのは
これまでの防衛チームにはないファルコンの母艦的な特徴を
見る事ができる。

 それにしても基地が襲撃されるのはウルトラマン&セブンで
は最終回だし、帰ってきたウルトラマンでも基地破壊シーンは
ないものの原子炉がやられるシーンは最終回。

 にも拘わらずウルトラマンAは3話だけでなく7話のメトロン
星人jr&ドラゴリー編でも襲撃されているので、超獣による基
地襲撃シーンが度々見られるのか?と思ったりしていた。

 

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