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こーじ苑
リオ五輪総括: サッカー編
スウェーデンを1−0。最後に手倉森ジャパンらしい戦いを取り戻すも、リオ五輪敗退決定
リオ五輪でのサッカーはご存知のように初戦でナイジェリアに4-
5で敗れた後、コロンビア相手に0-2から引き分けに持ち込むと最終
戦のスウェーデンには1-0で勝ったもののコロンビアがナイジェリア
に勝ったためグループ3位でグループステージ敗退という結果に終わっ
た。
結果は残念だったものの個人的には手倉森ジャパンに関しては歴代
の五輪代表に比べても悪いチームではなかったと実感するものだ。
日本サッカーはアトランタ以降6大会連続で出場しているが今回の
手倉森ジャパンはオーバーエイジ問題などでひと悶着あり、初戦で大
量失点したという共通項などからアテネの山本ジャパンと被るものが
ある。
アテネではオーバーエイジの高原直泰が直前に収集不能となりオラン
ダでプレーしていた小野伸二も調整試合にすら出場できず、ぶっつけ本
番で初戦を迎えた結果パラグアイ相手にいきなり失点し一旦追い付いた
ものの1-4までリードされ最後は3-4で敗れた。
続くイタリア戦でもいきなり2失点し初戦同様追い上げ空しく2-3
で敗れて敗退が決まったのだが、手倉森ジャパンはナイジェリア戦で
2-2から2-5にされたのを最後は4-5まで追い上げているしコロン
ビア戦は不運な2失点で0-2からの引き分けなのだからアテネよりも
頑張っている。
いずれも初戦で国際経験不足を露呈した失点が響いてのものだから
特に今回はオーバーエイジがチームの足を引っ張る形になったワケで、
こういった選手しか招集できなかったというのは現場以上に協会上層
部の責任が大きいのではないか。
以前から記しているように五輪で活躍するに越した事はないが
五輪で活躍してもA代表で活躍できなければ意味が無いわけで、
今回の手倉森ジャパンは特に2試合目でA代表が完敗したコロン
ビア相手に負けられない状況から不運な2失点したものの追い付
いて引き分けに持ち込むなどメンタル的には逞しい。
自分達のペースに嵌ると滅法強いがペースを握れないと脆い傾向
が強い現在のA代表にとって、逆境に強い手倉森ジャパンのメンバ
ーは貴重ではないかと思うのだ。
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前回と違って、今回のリオ五輪はFIFAの規定で協会側に選手招集の権限がそもそも無いから、監督が希望する選手をどんなに招集したくても、クラブ側が承諾しないと招集できないんだよ(久保のケースがまさにそれ)。
ネイマールにしても6月のコパアメリカの参加見送りと引き替えで五輪出場したのであり、殆どの国はベストメンバーとは言い難かった。
OAにしても、Jリーグが開催期間中にも関わらず、クラブ側がご厚意で五輪チームに対して主力選手をわざわざ貸し出しに応じてくれたんだよ。
監督が希望した選手をOAで呼べなかったことよりも、アジア予選で戦った守備陣の主力選手に怪我人が続出したことの方が遙かに痛かったと思う。
本田圭佑や長友佑都らは絶対に無理でしょうからね。
CBが植田以外はケガ人続出というのは確かに痛いものがありましたね。
協会が果たしてどこまでリオで勝つイメージを作っていたかも重要ですが…