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こーじ苑
日本長距離陣復活のために駅伝のシステム変更を
大迫、村山紘は予選落ち=男子5000メートル予選―世界陸上
日本時間の今日昼前に行われた世界陸上の男子5000m予選で
日本の大迫傑と村山紘太が共に予選落ちした。
これで男子5000、10000、マラソンという長距離3種目が終わり
入賞はおろか10位台すらゼロという厳しい結果で、来年のリオ五輪
だけでなく5年後の東京五輪にも暗雲が垂れ込めて来た感じで更に
深刻なのはトラックの出場メンバーが揃って箱根駅伝OBという事。
つまり箱根駅伝のスター選手達が世界を相手にすると全く歯が立
たないという事が露呈したわけで、長距離の強化法を考え直す時期
だという事になる。
以前から指摘しているのだが高速化している最近のマラソンでは
10000mを4本走っているような感覚だから、トラック種目を強化
しないと世界に太刀打ちできないのだが日本人が愛して止まない駅
伝の場合は後続のランナーとの兼ね合いでトラック競技のように
揺さぶりで相手をふるい落していくようなレースはできない。
日本人は極端から極端に流れる思考があるので当然ながら箱根
駅伝廃止論が出るのだろうが、残念ながら高校野球の夏の甲子園
並みのイベントに成長した箱根を廃止するのは現実的ではない。
だからこそ意識を変えればいいわけで瀬古利彦は‘我々が大学
の頃は夏にトラックでスピードを鍛え、冬はロードでスタミナを
鍛え箱根はこれらの練習の合間に息抜きで出るという感覚だった’
と語っていた。
ところが箱根がメジャーになると選手達は駅伝に特化してしま
った感が強くトラックにはスピード不足で、ロードにはスタミナ
不足という形になっている。
それを考えると平均距離である20㌔を改め10㌔区間や30㌔
区間などを設けるなどの工夫があってもいいだろう。
5区の山上り区間を長くして勝敗のカギを握る区間にして5区の
記録を塗り替えた者を‘山の神’ともてはやすよりも、コチラの
方がよっぽど有意義だと考えるのだ。
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そうすれば、特殊区間の5区だけしか通用しない「山の神」なんか作らなくて済むよ。
全くその通りで山上りのスペシャリストなど今のマラソンでは無用の長物ですからね。
イマドキのマラソンコースにボストン以外は厳しい坂などないわけですから。