和倉隊長も孤門と共に成長した1人だった

 ウルトラマンネクサスに登場する防衛チーム・ナイトレーダーの和倉英輔隊長を
最初に見たときは、凪と孤門が対立する様子を見ても頼りなく感じたものだ。


 防衛チームの隊長は隊長自ら出動するケースはあるものの隊員達の先頭に
立ち銃などで攻撃するシーンは思ったより少ないのに対し、ナイトレーダーは
防衛チームというより特殊部隊という感じなので隊長もCICからの指示を仰ぎ
ながら戦うリーダー的な性格なのだろうと考えていた。


 ただ能力は高いものの敵への憎しみをモチベーションに成果を挙げるためには
多少の犠牲もやむなしという考えの凪と、なるべく犠牲者を出さないように戦おう
とする孤門との対立を静観する感じだったしTLT上層部の指示も守らなければ
ならない立場で板ばさみになっている様子も窺えた。


 回想シーンでも元副隊長の溝呂木眞也から‘和倉’と呼び捨てにされているなど、
あまり威厳があるように見えなかった。


 ただウルトラマンが登場してビーストと戦い始めた時にウルトラマンを敵視する
凪とウルトラマンを信じる孤門が対立する中で、凪の立場に理解を示しつつも
孤門に対して‘オマエの信じるウルトラマンを援護してみろ’と指示するように
徐々に孤門寄りの立場にシフトチェンジをし始めたのだ。


 その姿勢が憐編になると凪までが徐々にウルトラマン援護になっていったのだ
ろうし、憐がTLTから捕獲されて姫矢同様ビースト振動波の人体実験台にされた
のを救出するまでになったのだから驚いた。


 つまりネクサスの世界では主役の孤門だけでなく隊長も成長していく物語
だったという事だろう。

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