マルチ編は藤川桂介ワールド

 ミラーマン初期の登場怪獣として有名なのがアイアン(1話&8話)、キティファ
イヤー(2話&6話)、ダークロン(3話&20話)、マルチ(4話&9話)にゴールド
サタン(7話&12話)の5体。


 そのうち同じ脚本家が担当したのはマルチとゴールドサタンだけなのだが、
やはり敵キャラは同じ人が書いた方が性格の設定もしっかりしていてスッキリ
する。


 初期のミラーマンに登場する怪獣は人間体のインベーダーが飛来した円盤の
光線を照射されて変身(正体を現す)していたのだが、特にマルチの場合は
コバルト60というスティックを掲げて光線を照射されての変身だった。


 今回のマルチは4話に続いての登場だが4話で使われた設定が そのまま
生かされているのが特徴で、前回なぜ冒頭でガンマー線農場を爆破したかと
いう謎解きにもなっている。


 インベーダーの狙いは地球への移住でインベーダーは高濃度の酸素を吸って
生きているので、高濃度の酸素を排出する植物を育てるために植物を巨大化
するガンマー線農場でコバルト60を利用していたというものらしい。


 そして球形植物園を爆破したのが その証拠を隠滅するためという事だろう。

 マルチ編の脚本を担当したのは藤川桂介。

 ガンマー線に球形植物園といえばウルトラマンのグリーンモンス編で扱っている
し(グリーンモンス編ではガンマー線で巨大ニンジンができるシーンがあった)自ら
の星と同じ環境を作るといえば宇宙戦艦ヤマトで同じく地球移住を狙っていた
ガミラスが地球を遊星爆弾で放射能汚染したのはガミラス星人が生活するのに
放射能が必要だったという要素があった。


 つまり 藤川桂介テイスト満点のマルチ編だったのだ。

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