ナイトレーダーのコマンドルームが他の組織と違うのは

　ウルトラマンネクサスの防衛チーム・ナイトレーダーの基地は、
関東地区のある山奥のダムに偽装された湖底の基地フォートレスフ
リーダムだ。

　基地内下部層にメンバーが常駐するコマンドルームはブリーフィ
ングスペースやブレイクスペースに出動時の装備が収めてあるロッ
カー、隊員達をクロムチェスターのコクピットへ打ち上げるシュー
ターブースが完備されている。

　また隊員達には個室が与えられネットに接続されているパソコン
まで完備されているなど、他の作品の防衛チームの隊員達に比べて
待遇的にはいいといえるだろう。

　ブリーフィングスペースにも隊員各自のパソコンが置かれており
作戦会議での意思統一もやりやすいだろうし、シューターブースが
ある事からコマンドルームから直ちに出動も可能になっているなど
効率もいい。

　ただし他の作品の防衛チームと違うのは照明が暗めに設定されて
おり独特の雰囲気を醸し出しているし、ブレイクスペースにはコー
ヒーサーバーやミネラルウォーターが常備されているという特徴が
ある。

　円谷防衛チームとコーヒーは昭和の時代には隊員達が度々飲んで
いるシーンが出て来るわけで、特に科学特捜隊では女性隊員のフジ
隊員がムラマツキャップらに入れて出していたしウルトラ警備隊で
も‘コーヒーでも入れるか’というソガ隊員が使うセリフは有名だ。

　またMACではモロボシ・ダン隊長がコーヒーを飲んでいる時は
機嫌がいいというのが隊員達の間では定説になっており、やはり
コーヒーを飲む時というのはリラックスタイムだというのが分か
る。

　それを考えるとコマンドルームでのナイトレーダーの隊員達が
各自でコーヒーを入れて飲むというスタイルだろうが、石堀がパ
ソコンで仕事をしている時に詩織がコーヒーを入れて渡すシーン
は印象深い。

　もっともコーヒーを飲むカップが昭和のウルトラでは通常のコー
ヒーカップだったのに対し、ナイトレーダーのカップは使い捨て容
器というのは時代の流れなのだろうか。