岩佐亮佑、敵地敗戦の教訓


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20210404-0177

 日本時間の4日未明にウズベキスタンのタシケントで行われた
WBA&IBF:Sバンタム級王者ムロジョン・アフマダリエフとIBF
暫定王者・岩佐亮佑の統一戦は、アフマダリエフが5Rに岩佐を
ロープに詰めて連打したところでレフェリーストップが入り岩
佐はTKO負けとなった。

 速報などを見ると1Rは慎重に距離を取って様子を見たアフマダ
リエフが2Rから攻勢に出て、4Rに一旦休んだものの5Rに連打で
岩佐が効かされてロープに詰まって連打を集めるとレフェリーが
止めたというもの。

 メディアによっては‘早過ぎるストップ’というのもあったが、
やはり完全な岩佐の負けパターンに嵌った形だろう。

 まずレフェリーがロシア人だったという事はアマチュア大国
のレフェリーだからストップが早いというのは想定しておかな
ければいけないし、効いてなくてもロープに詰まって連打を浴
びるとストップされやすいというのは日本でも今から45年前の
アルフレッド・エスカレラーバズソー山辺戦などをはじめ枚挙
にいとまがない。

 一昨年12月以来の試合という事で慎重に入ったという事だろ
うしブランク明けの試合で、相手はアマチュア上がりでキャリ
アが浅いのでスタミナに不安があるという事から後半勝負を選
択したのだろう。

 ただアマチュア上がりでスタミナに難があるとはいえオリン
ピックの銅メダリストというからには相手のペースに嵌ってし
まうと取り戻すのは難しいため、先手必勝で行くべきなのだろ
うが2Rから相手のペースになってしまうという最悪の展開に
なったわけだ。

 身長やリーチで上回ってもスピードで上回られると距離のア
ドバンテージは無力化されるわけで、実際ジャブの打ち合いで
は打ち負けていたようだから厳しいものがあった。

 昭和の時代に輪島功一が‘15Rなら最初の5Rで10R分のスタミ
ナを使ってでもペースを奪いに行け’という名言があったが村田
諒太がアメリカでロブ・ブラントに敗れた時は正しくそのパタ
ーンで、日本での再戦ではそれを反省し立ち上がりからペース
を握るため打ち合いに持ち込んで打ち勝ってタイトルを奪回し
たように特にテクニックで上回る相手を攻略するならスロース
ターターは命取りになるという事。

 岩佐が再起するならばこれを肝に銘じて欲しいと思うのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« またしても‘田... 本格的に新年... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。