高校サッカーに休養日ができて40年

 今から40年前の83年度高校サッカー選手権から参加校が1県1校
の48校になり、同時に2日から8日まで1日に1つの回戦が行われる
形で5日が休養日となったわけである。

 78年度までは31校で79年度から81年度を除く82年度まで32校が
出場して行われていた大会だったので元日の天皇杯決勝前に開会
式を行い、1月2日~
4日まで1回戦・5日に2回戦・6日に準々決勝・
7日に準決勝・8日が決勝と休養日なしの日程でNHKスポーツニュ
ースでは`サッカーはラグビーと違って休養日がないので役員のみ
なさま、お疲れさまでした’とアナウンサーが言っていたように4
日が初戦のチームは6連戦という形になっていた。

 ところが60回記念大会の81年度に1県1校したあと、83年度から
現行の1県1校になったのだ。

 こうなると元日に開会式を行い2日に1回戦を3日に2回戦、4日に
3回戦を行い6日以降を準々決勝で行うと5日に休養日ができたのだ。

 93年にJリーグが発足した頃から1回戦から出たチームは3連戦だが
2回戦から登場のチームは2連戦となるため1回戦登場チームが不利と
いう話から元日の開会式を止め12月30日開会式、31日に1回戦を2日
に2回戦を行い3日に3回戦と連戦になるものの従来の休養日である5
日に準々決勝を入れるやり方に変更し元日と4日に6日が休養日にな
ったのだった。

 最近は更に日程緩和が進み一昨年21年度の100回記念大会から29日
に1回戦を31日に2回戦、2日に3回戦を行い4日が準々決勝と遂に連戦
がなくなった事になる。

 サッカーやラグビーは野球と違い消耗度が激しいため休養日を設け
るというのが当然の措置なのだが、やはり日本では野球的発想がスタ
ンダードになるためサッカーでは長年休養日なしが当たり前とされて
いたもののJリーグ発足から日程の異常さが目立ち始め約40年かけて
ようやく連戦のない大会となったのだ。

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