野球・ソフト復活に道=20年東京五輪で追加可能に―IOC臨時総会(時事通信) - goo ニュース
昨日モナコで行われたIOC臨時総会で開催都市が実施競技・種目の
追加を提案できる案を承認し、2020年の東京五輪から野球やソフト
ボールなどが復活できる可能性が出てきたようだ。
当然ながら野球大好きのマスコミはもろ手を挙げて歓迎ムード一色
だし‘五輪に野球が復活した’も同然的な書き方をしているのだが、
個人的には手放しで喜べるとは思えないし浮かれる気分にはなら
ない。
最大の理由は野球が五輪から外された最大の理由がMLB選手達の
不参加でレギュラーシーズンを中断してまで参加する必要はない
と考えるMLB側と、世界的にはマイナー競技である野球を正式種
目にしているのだから継続して参加したければベストメンバー
すなわちMLBレギュラークラスを出場させる事というIOC側の主張
の隔たりだ。
実際に国際野球連盟はサッカーW杯同様IOC主催の五輪ではなく
自分達が主催するWBCの優勝国を世界一に位置付けたいと考えて
いるので、MLBのレギュラーシーズンを中断してまで主力を参加
という選択肢はないと思われる。
つまり国際野球連盟とIOCの対立の構造が復活するのと開催国の
人気種目が追加されるので、東京の次は野球などが不人気な国が
開催国になると当然外されてしまい下手すれば東京五輪限定復活
という ぬか喜びに終わる可能性が高い。
そういう冷静な判断をせずに‘復活’と煽って大はしゃぎする
マスコミの無責任さには改めて呆れてしまうのだ。