高圧電流による放電攻撃進化論

 40年前の7月4日から始まったスーパーロボット・レッドバロンはマジンガーZで
描かれている巨大ロボットワールドを実写で見られるという事から毎週楽しみに
見ていたのだが、当時から子供心に違和感があったのがレッドバロンの必殺技・
エレクトリッガー。


 頭部の両端に電極があり両方から発射した電気光線は1億ボルトらしい。

 高圧電流を武器にするといえば歴史は古く、54ゴジラでゴジラの上陸を阻止
するため東京湾の海岸線に5万ボルトの電流鉄条網を張り巡らせるが失敗。


 62年のキングコング対ゴジラではゴジラの首都圏侵入を防ぐため100万ボルト
の高圧鉄線を張り巡らせて感電させ進路変更させたので、64年のモスラ対
ゴジラではヘリでゴジラに鉄条網を被せ鉄塔から3000万ボルトの高圧電流を
放電させて苦しめるものの更に電圧を上げ過ぎてケーブルが焼け切れて失敗
する。


 実は3000万ボルトの放電をしている時点で高圧線から煙が上がっていたのに
更に電圧を上げようとしたため焼け切れるというのは3年後の対ギャオス戦で
ギャオスが取り付いた展望台を高速回転させてオーバーヒートで機械が壊れて
失敗するのと被るわけだ。


 つまり60年代までは人類にとって3000万ボルトが武器として使用できる限界
だったのだが、約10年後の73年?にレッドバロンは3000万ボルトの3倍以上に
あたる1億ボルトを武器として実用化しているのだから科学の進化は凄まじい
ものがあるし建造した紅 健一郎博士の凄さが分かる。


 ちなみに紅健一郎博士を演じたのはミラーマンに変身する鏡京太郎を演じた
石田信之なので、ひょっとしてミラーマンの故郷・2次元の世界のテクノロジーを
流用したのだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (怪人太郎冠者@1553)
2013-07-07 15:54:26
アラさがしになってしまいますが、発電所と変電所の間で22万ボルト、特別高圧の需要家で6万6千ボルトになっています。
正直、それ以上の高圧は安全上不可能です。

しかも空気放電となれば相当の電力(電圧×電流)を要します。ということは、あそこに先ず真空の道を作り、かつ大地を通じて電流を戻さねばなりませんから、100万、3000万、そして1億ともなると凄まじきオーバーテクノロジー、まさに二次元の技術なのかもしれません。
 
 
 
そうでしょう (こーじ)
2013-07-07 23:14:35
>怪人太郎冠者@1553様
 いくら小型原子炉を内蔵しているとはいえ、凄まじい
威力ですからね。

 発射できてもボディがもつかどうかという突っ込みどころ満載のエレクトリッガーですね。
 
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