久しぶりに新八犬伝を見て・・・・

 先週の日曜日にOAされたNHKアーカイブスでは人形劇について語る特集で
新八犬伝が扱われていた。


 73年に始まり75年までOAされていた作品で私達も毎日のように見ていたし
友人達と‘八犬伝ごっこ’などと言って それぞれ好きなキャラを取って駄菓子屋
で購入した大き目のビー玉の裏に仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という 文字を油性
マジックで書き込んで遊んでいたものだ。


 人形劇ではあったが坂本九の講談調のナレーションの名調子が いかに重要
な位置を占めていたかが分かる。


 今回NHKアーカイブスで改めて見ると意外にも第1話を知らないし前半の
部分は殆ど覚えがないのに気付いたが、反対に最終回は八犬士達が犬に
なって夕陽の中を空に飛んで行くという意外な終わり方だったのでハッキリと
記憶している。


 実は新八犬伝を見てから南総里見八犬伝に興味を持ち本を購入して読んだ
のだが、劇中で登場する元凶で怨霊として暗躍する玉梓というキャラは登場
しない。


 ところが我々が読んだ本は子供向けという事で大筋は同じだが原版には
玉梓というキャラは登場している事が分かり、Wikiで調べてみたところ八犬士
達は最後に結婚して城主になった頃から牡丹のアザがなくなり最後は富山に
篭もって仙人になるという終わりらしい。


 そういう意味でNHKにしてみると仙人になるよりも犬になって空の伏姫の元に
飛んで行くという終わりにしたのかと思う。


 残念ながら今回‘懐かしいな’とは思ったものの‘また見たい’とは思わなかった
のは最終回の展開が そういう形だったからだと考えるし、終わりよければ全て
よしというように いくら‘新八犬伝’と名付けて原作をいじっても結末までを変え
てしまうと興を殺がれると思ったものだった。

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コメント
 
 
 
懐かしい (柴田真紀)
2012-02-25 15:03:34
リアルタイムは、当時購入した(正確には買ってもらった)カセットテレコで録音していました。
EDが2ヴァージョンあるのも、それで知りましたし。
でも、最終回とか全く記憶にないです。
滝沢馬琴の原作も、本当は鬼のように長いそうですね。私も、児童向けの要約版しか知りません。

色々、新たな知識が増えました。
ありがとうございます。
 
 
 
いえいえ (こーじ)
2012-02-25 23:33:51
>柴田真紀様
 やはり回数が長過ぎて完全に間延びした感じでしたから、最終回前までは見てませんでした。

 とりあえず最終回を見て唖然としたのを覚えてますよ。

 あとはWikiからの知識でもありますね。
 
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