ウルトラマンネクサスのEP33は石堀隊員がTLT北米本部のサーバーに
ハッキングしてダウンロードしたところ劇場版のネクストとザ・ワンの戦いが映し
出されてしまうというシーンや、憐に興味を持った松永管理官の娘・葉月の話
などがメインになっているものの本来なら重要視されないといけない事項・
つまりプロメテウスプロジェクトに対する謎が解けたEPでもある。
こちらも石堀隊員がハッキングして発見した物で孤門はイラストレーターが
割り込んできたので詳細を調べられなかったようだが・・・
それによるとプロメテウスプロジェクトとはTLTの下部組織である医療アカデ
ミーによる実験的な遺伝子プロジェクト。
来訪者からもたらされた‘ハイパージェネティック理論’に基づき、登録された
優秀な個人の遺伝子サンプルを元に特に優秀な部分を選び出してつなぎ合わ
せて更なる優秀な遺伝子を作り出すというもの。
これは来訪者からより正確な情報を引き出すためのコンタクトをする者を生み
出すべく作り出されたもので、遺伝子から作り出された新生児は、ダラスの学校
で養育されて14歳程度で大学課程を修了する能力を持つほど優秀だ。
ただし重大な遺伝的な欠陥があったので、その欠陥に該当する者は17~18歳
に なると細胞の自発死が急激に発生して死に至るという。
そして その該当者こそが憐だと孤門は判断し、憐の これまでの自らの命を
顧みない戦いをしている意味を知るのだった。
我々視聴者はおぼろげながら その雰囲気には気付いていたが劇中の人間
には初耳の事ばかりなので、石堀から その報告を受けた孤門は動揺を隠せ
ないでいたのだろう。