ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
大坂なおみの判断は間違いではない
大坂なおみ選手、コーチと解消 高いレベルを目指す選択
昨年のテニス全米OPと今年の全豪OPの女子シングルを連続優
勝した大坂なおみが、昨シーズンから指導を受けていたサーシャ・
バインコーチとの契約を解消した事が話題になっている。
当然ながら世間では大騒ぎになっているのだが個人的には大坂が
更なるレベルアップを望んでの事だろうから悪い話ではないし、海
外ではよくあるわけだから決して驚かないどころか日本にもこうい
った選手が出てくる事を嬉しく思う。
ノバク・ジョコビッチはボリス・ベッカーをコーチに迎えて生涯
グランドスラムを達成した後に契約満了となり別れると、後任にア
ンドレ・アガシをコーチに迎えるものの結果が出ずに1年で契約を
解消するなど こういった例は枚挙にいとまが無い。
基本的に日本では最初からコーチを受けた人を師匠という形で師
弟関係を結ぶので選手の方からコーチを変えるというのはありえな
い話で、昨年大いに話題になった栄和人コーチによる伊調馨に対す
るパワハラ問題の根幹もそこにあるわけで栄コーチが袂を分かった
伊調に対し‘裏切り’と解釈するという日本的な考えからだった。
野球などでもコーチが代わった途端に成績が好転する選手や低迷
する選手が出てくるのはよくあるパターンで、相性がよければいい
ものの悪かった場合は悲惨な事になるで最悪飼い殺しになりかねな
い。
一方で海外では選手とコーチは対等な関係という意識が常識だか
ら師事するコーチとの相性が悪かったり、方向性が違っていれば契
約を解消するのは当たり前になっている。
だから大坂にしてみると更なる進化のために自らの目指すものと
バイン氏の指導が違うと感じたからの交代ではないかと思うし、全
豪終了から全仏までの間が最も長いので今回のタイミングになった
のではないか。
バイン氏も仮に数年後、大坂からコーチとしての再契約を望まれ
た時に‘今さらオレの所に頼みに来れるな’などと言わないと思う
のだ。
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まあ特にテニスとかゴルフというのは、まったくの個人スポーツで、自分で切り開かないといけませんから、コーチを取りかえる、出る大会を調整する、すべて当たり前だし、そういうセルフマネジメントができなければいけません。
円谷幸吉の悲劇は沢木耕太郎氏の著書によれば上層部の意向で島野コーチと引き離されたというのがあるようですが、同時に厳しく言えば円谷氏の性格が目上の人に歯向かえないタイプだったというのが大きいと思います。
もう少し自分の意見を通せる性格ならと思いますけど
昭和30年代はそういった人がかわいがられたのでしょうから、逆に言えば中田英寿のようなタイプは潰されたでしょうけどね。