ヤプール老人の不気味さもトラウマ級

 前回ウルトラマンAのトラウマキャラとして女歯科医に化け北斗
星司の歯に幻覚を見せるカプセルを埋め込んだ女ヤプールというの
があったが、もう1人のトラウマキャラが巨大ヤプール登場編に出
て来たヤプール老人だろう。

 預言者のような奇怪な姿で至る場所に現れると辻説法を繰り返し
‘オマエはオレを信じなさい、ホレ信じなさい、ホレ信じなさい’と
いう歌を歌いながら子供たちを洗脳し、異次元の世界へ拉致するわ
けで演じる大木正司氏の存在感たるや凄まじいものがある。

 このEPではヤプール人達が合体し異形の姿・巨大ヤプールとなる
のだが、正直言って巨大ヤプールよりもヤプール老人の方がトラウ
マになるような怖さがある。

 ヤプール老人が洗脳に歌う原曲はハナ肇とクレージーキャッツが
歌っていた学生節で、この歌は本来お気楽ソングなのだがヤプール
老人が歌うと不気味な雰囲気になり歌う人が違うとここまで変わる
ものかと思ってしまう。

 10年ほど前に‘異形の敵よりも怖いもの’という記事を上げている
のだが、この中で扱ったのがヤプール老人と女ヤプールに八つ墓村
に登場し村人32人を殺害した山崎勉演じる多治見要蔵らだ。

 またミラーマンに登場する惑星Xからのインベーダーは当初サン
グラスを着用した黒づくめの姿で暗躍するのだが、途中から異形の
正体を現すものの正直言って黒づくめのサングラス姿の方が不気味
だった覚えがある。

 基本的に侵略行為というのは破壊工作が多いのだが子供達を集団
で拉致するキャラは珍しく、それだけにヤプール老人には妙に現実
味があって恐ろしく感じるわけでトラウマ級というのも頷けるもの
があるだろう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 上原康恒、苦... 今年も日テレ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。