山本浩二のヘディングプレーから40年

 今から40年前の今日81年4月19日に後楽園球場で行われたジャ
イアンツーカープ3回戦でジャイアンツは6-1で勝って連敗を止
めたのだが、この試合の7回裏に本来なら後世に語り継がれる珍
プレーが起きたのだが8月に更に凄いプレーが起きたため意外に
目立たずに終わってしまったのだ。

 この試合はカープが2回表に山持浩二のHRで先制するがジャイ
アンツも3回に高橋直樹から中畑清の3ランで逆転し4-1で迎えた
7回裏に、淡口憲治のHRで1点を追加し中畑がセンターフェンス際
に打ち上げたフライが山本浩二の頭を直撃し3ベースになった。

 最初にTV映像を見るとフェンス直撃かと思われたが、何と山本
浩二の頭に当たっているではないか!

 この試合は開幕4連勝と開幕ダッシュに成功したかに思われた
ジャイアンツが以後2勝5敗と負け越し、負ければ―1となる試合
で開幕投手の西本聖が中3日で先発する。

 前年のジャイアンツは勝率5割を行ったり来たりして終わった
シーズンだったから、この日敗れると前年の悪夢が繰り返され
る可能性があったわけだが西本が山本浩二のソロによる1失点で
凌ぎ6-1で快勝したのが効いて ここから10連勝しリーグ優勝へ
の足固めとなったのだった。

 ちなみに山本浩二当人に言わせると‘中畑の打球はスタンドイ
ンしたと判断したので目を切っての事だから、そもそも中畑の
ノーパワーが原因’と語っていたのを思い出す。

 それでもプロ野球ニュース上半期の珍プレーでは堂々たる1位
だったのだが、それから4カ月後の8月26日に同じ後楽園でドラゴ
ンズの宇野勝が山本功児の上げたフライを頭に当てるプレーが起
きたためコチラの方のインパクトが強く年間珍プレー大賞でも2
位に落ちる事になったのだ。

 それにしても同じ年に後楽園球場でヤマモトコウジ絡みで2度
も打球を取り損ねて頭に当てるプレーがあったとは、今考えても
珍しいと思う。

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