光星学院、準決勝へ=関東一は25年ぶり4強―選抜高校野球10日(時事通信) - goo ニュース
雨で1日順延されて迎えたベスト8の2日目。
第1試合は昨秋の明治神宮大会ファイナリストの対決で、この時は光星学院が
勝って優勝している。
光星が城間と金沢の2枚看板で勝ち上がって来たのに対し名電は連投した
左腕エース・浜田の疲労度が問題だが、2回戦で155球投げた後に雨で中
2日開いたのが どう作用するか。
光星も城間・金沢いずれかが完投するというよりも継投になる可能性が高い
ので、そのタイミングも明暗を分けるだろう。
第2試合は関東一・中村と横浜打線の対決が注目。
2回戦の智弁学園戦で打たれながらも踏ん張って1失点で抑えた中村が機動
力も絡めた横浜の攻撃に どこまで耐えられるか。
関東一打線が まだ今ひとつだけに中村に かかる比重は大きい物がある。
第1試合: 光星学院 5-2 愛工大名電
1回に光星は浜田の立ち上がりを攻めて2アウトから3番&4番の長短打で
先制したが2回に死球のランナーを出してからは3回以降ノーヒットに抑えら
れる。
名電も先発・城間から1回に1アウトから連打と暴投で2・3塁のチャンスを
作ったものの得点できなかったが4回に2アウト2塁から6番の3ベースで追い
付く。
名電が5回に2アウト1・2塁で2安打を放っている3番を迎えたところで光星は
金沢にスイッチし いい当たりの3塁ゴロに討ち取るが、6回に2アウト2塁で3塁
線の詰まった内野安打性のゴロを金沢が1塁悪送球で勝ち越す。
光星も7回に先頭の5番が2ベースで出塁し1アウト3塁から7番のタイムリーで
追い付くと8回に2アウトから2つの四球を出してピンチを招くが何とか凌ぎ、その
裏に先頭の2番が2ベースで出塁して外野フライで3塁に進むと4番死球で1・3塁
から2アウト後6番がカウント3-0からセンターオーバーで勝ち越すと打者走者も
一気に還るランニングHRで5-2として勝負を決めた。
序盤は光星だったが中盤から名電打線が押し気味で勝ち越したものの終盤に
なると浜田も中2日とはいえ疲れが出た途端に光星打線に捕まり始めたのだが、
何といってもカウント0-3からフルスイングできる光星のアグレッシブな姿勢が
勝ちを引き寄せた形だろう。
第2試合:横浜 2-4 関東一
2回に1アウト2塁を潰した関東一は4回に先頭の2番が歩いてボークで2塁に
進むとバントで1アウト3塁から4番の2ランで先制する。
一方2回以外ノーアウトのランナーを出しながら得点できなかった横浜は5回に
2者連続四球でチャンスを作るとバントで1アウト2・3塁から1番の3塁前内野
安打で1点返すと2番のスクイズが内野安打になり同点、そして3塁に走った1塁
ランナーを刺して2アウト1塁で試合再開と思ったら3塁ランナーがホームベースを
踏み忘れてアピールアウトとなり同点ならず。
それでも7回に先頭の7番が3ベースで出塁すると四球でノーアウト1・3塁から
8番の犠牲フライで同点に追いつく。
そして迎えた9回に関東は1アウトから3番&4番が連打でチャンスを作ると5番
の左中間を破る3ベースで2者が還り勝負を決めた。
やはり勝敗のアヤは5回のアピールアウトだろう。
制球を乱していた中村が連続四球で作ったチャンスをバントと内野安打にスク
イズで追い付いたと思いきや、3塁ランナーのホーム踏み忘れでアピールアウト
となったため7回の1点が勝ち越しではなく同点止まりだった事。
結局 関東一はリードを許さなかったのがアドバンテージになって戦い抜いた
形だ。