五輪開幕まで50日 日本、メダル目標達成厳しい?(産経新聞) - goo ニュース
某新聞に載っていた‘JOCが目標にしている金メダル数で世界5位以上が団体
球技の不振で危ぶまれている’という記事。
たしかに金メダル獲得数で世界の5位以内に入るのは至難の技なのだが冷静
に考えて団体球技で金メダルを狙える種目が幾つあるのか?と思ってしまうし、
メダルというのは むしろ個人種目で量産するものではないか!
というのもサッカーは開会式前から日程が始まり合計6試合を18日間かけて
行って獲得するメダルは1個に過ぎないのに対し、競泳や陸上など個人種目の
方がメダルを量産できるのだ。
特に競泳では前回の北京でマイケル・フェルプスが1人で8個の金メダルを獲得
したように1人で多数のメダルを狙えるので、国威発揚のためにスポーツを利用
している人権抑圧国家などは団体球技よりも個人種目(特に女子!)に力を
入れている。
女子の競泳だけでも金メダルは15個は取れるのだから大会の半分以上の
日程を使って1個しか獲得できない団体球技よりも効率がいい事から人権抑圧
国家は男性ホルモンのドーピングなどで女子の個人種目で大量のメダル獲得を
狙っていた。
日本にマイケル・フェルプスのような1人で5個以上の金メダルを取れる選手が
いて、その選手が不調モードに入ったのならメダル獲得ノルマがピンチになると
いうのも分かるけど団体球技が不振だからといってノルマに届かない事はないだ
ろう。
とりあえずメダルが確実視されているのは女子サッカーぐらいで女子バレーは
過去2回ともベスト8の万年5位だし、女子ホッケーも目標は6位入賞だ。
男子サッカーも‘石にかじり付いてでもメダルを’という雰囲気からは程遠い
と考えているので、出場が決まっている団体球技で金メダルを量産するという
のは夢物語に過ぎない。
団体球技の活躍は特に団体戦が好きな日本人からすると盛り上がるだろうが、
過去の五輪でも団体球技で獲得した金メダルは僅かに4個なのだから団体球技
の金メダルラッシュなど到底無理だろう。
にも拘らず的外れの記事を書く記者の神経を疑うのだ。